最終更新日: 2026-09-29
介護施設では、入居者様やご利用者様の安全と衛生を守りながら、日々多くの職員の方が限られた時間の中でケアにあたっています。
本記事では、介護施設清掃の頻度の目安や費用相場の考え方、失敗しない清掃業者の選び方から、転倒防止などの安全対策、そして介護現場ならではの人手不足・離職率という課題に清掃の外部委託がどう役立つかまで、介護施設清掃について徹底的にご紹介していきます。
結論から言うと、介護施設清掃は「日常清掃」と「定期清掃」を組み合わせることが基本であり、費用は施設の規模や清掃範囲、頻度によって大きく変動するため、無料見積でオーダーメイドの提案を受けることが失敗しない近道です。
さらに、清掃を外部委託することは「キレイ」を維持するだけでなく、人手不足に悩みやすい介護現場の職員がケアに集中できる時間を生み出すという効果も期待できます。この記事を通して、施設に合った清掃体制づくりのヒントをお届けします。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホームなど、施設の種別によって清掃のポイントは少しずつ異なりますが、押さえるべき基本の考え方は共通しています。施設長様や生活相談員様、総務・施設管理のご担当者様が清掃体制を見直す際の参考としてお役立てください。
- 介護施設清掃の頻度目安(日常清掃と定期清掃の違い)
- 介護施設清掃の料金相場はどう決まるか
- 失敗しない清掃業者の選び方
- 場所別に見る介護施設清掃のポイント
- 転倒防止・安全対策(床ワックス・高圧洗浄の頻度)
- 介護施設清掃でよくあるトラブルと対策
- 人手不足・離職率という介護現場特有の課題と、清掃外部委託がもたらす効果
- ダイキチカバーオールの品質保証の仕組み
- 導入までの流れ
- お客様の声
介護施設清掃の頻度目安(日常清掃と定期清掃の違い)
介護施設の清掃は、大きく分けて「日常清掃」と「定期清掃」の2種類で考えるのが基本です。
それぞれ目的も頻度も異なるため、両方を組み合わせることで衛生的な環境を維持しやすくなります。
日常清掃(週1〜6回程度)
共有スペースや廊下、トイレ、食堂といった日々汚れやすい場所を、週に数回〜毎日の頻度で清掃します。入居者様の生活動線に沿った清掃で、清潔な状態をこまめに保つことが目的です。
定期清掃(月1回〜年1回程度)
床のワックスがけや高圧洗浄、エアコンの分解洗浄、窓ガラス清掃など、日常清掃だけでは落としきれない汚れに対応する深層清掃です。施設の使用状況に応じて、月1回から年1回程度のペースで計画的に実施します。
介護施設は不特定多数の職員・入居者様・ご家族・関係業者が出入りする場所であり、感染対策の観点からも清掃頻度の設計は重要なポイントです。施設の規模や入居者様の状態に応じて、日常清掃と定期清掃の組み合わせ方を個別に検討することをおすすめします。
ダイキチカバーオールでは、こうした頻度設計も含めてオーダーメイドでプランをご提案しています。詳しいサービス内容は介護施設清掃サービスページをご確認ください。
介護施設清掃の料金相場はどう決まるか
介護施設清掃の費用について、明確な相場を一律に示すことは実は簡単ではありません。
なぜなら、費用は施設の規模や清掃範囲、頻度、オプション内容によって大きく変動するためです。
施設規模・延床面積
居室数やフロア数が多いほど、清掃にかかる時間と人員が増えるため、費用に反映されます。
清掃範囲
共有スペースのみか、居室や浴室、機械浴槽まで含めるかによって作業内容が大きく変わります。
清掃頻度
週何回の日常清掃か、定期清掃を月1回・年数回のどのペースで組み込むかによっても費用は変動します。
オプションの有無
空間除菌・消毒やオールチタンコーティングといった抗菌施工を追加するかどうかも、費用を左右する要素です。
このように条件が多岐にわたるため、ダイキチカバーオールでは定価を一律に掲載せず、清掃プランを0から作るフルカスタマイズ方式を採用し、無料見積でオーダーメイドの金額をご提示しています。エリアを絞ったルート設計によって無駄なコストを抑えながら、施設ごとに必要な清掃内容だけをご提案できる点が特長です。
「まず自施設の場合はどれくらいの費用感になるのか知りたい」という場合は、現状の清掃範囲や頻度を整理したうえで無料見積を依頼すると、比較検討がしやすくなります。
見積もりを比較する際は、金額の大小だけでなく、清掃範囲や頻度、使用する資機材、報告体制まで含めて内容を確認すると、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
失敗しない清掃業者の選び方
介護施設は感染対策の重要性が高く、また入居者様の生活の場でもあるため、一般的なオフィスや店舗とは異なる視点で清掃業者を選ぶ必要があります。
介護施設清掃の実績・研修体制
介護施設特有の衛生管理や入居者様への配慮が求められるため、担当するスタッフがどのような研修を受けているかは重要な確認ポイントです。
報告体制の透明性
清掃が実際にどのように行われたのか、施設側が確認できる仕組みがあるかどうかも選定の決め手になります。
感染対策への理解
目に見える汚れを落とすだけでなく、感染対策の視点を持った清掃手法・資機材を使っているかどうかも確認しておきたいポイントです。
柔軟な対応力
入居者様の生活リズムやイベント、感染症の流行状況などに合わせて、清掃内容や時間帯を柔軟に調整してもらえるかどうかも大切です。
より詳しい業者選びのチェックポイントは介護施設の清掃業者の選び方に関するコラムでも解説しています。また、清掃業者選びのポイントをまとめたコラムでは、契約前に確認すべき項目や見積もり比較の際の視点が紹介されており、あわせて参考にすると業者選定の解像度が上がります。
場所別に見る介護施設清掃のポイント
介護施設は居室、共有スペース、浴室、トイレ、空調設備など、清掃すべき場所が多岐にわたります。
ここでは、場所別に押さえておきたい清掃のポイントをご紹介します。
居室・共有スペース
入居者様が長い時間を過ごす居室や食堂、談話室は、日々の清掃で清潔な状態を保つことが基本です。福祉施設全般の清掃ポイントは福祉施設の清掃に関するコラムでも取り上げており、共有部分の清掃頻度や配慮点の考え方が参考になります。より介護施設に特化した清掃のポイントは介護施設清掃のコラムで詳しく解説しています。
トイレ・洗面所
排泄介助に関わるトイレや洗面所は、施設の中でも特に衛生管理への意識が求められるエリアです。日常清掃での丁寧な拭き取りと、定期清掃でのしっかりとした洗浄を組み合わせることが基本になります。
浴室・機械浴槽
入浴介助に使う機械浴槽は、構造が複雑で汚れがたまりやすく、衛生管理の重要性が特に高い設備です。清掃頻度や手入れのポイントは機械浴槽の清掃に関するコラムで詳しくご紹介しています。
感染対策が求められるエリア
感染症の流行時など、施設全体でより踏み込んだ衛生管理が必要になる場面もあります。介護老人保健施設における感染対策の考え方は感染対策に関するコラムで解説していますので、あわせてご確認ください。
床の汚れ対策
食べこぼしや薬液、車椅子のタイヤ跡など、介護施設の床は独特の汚れが付きやすい場所です。床の汚れの原因と対策については床の汚れに関するコラムで詳しく解説しています。
安心・安全な環境づくり
清掃は見た目の美しさだけでなく、入居者様やご家族が安心して過ごせる環境づくりの一部でもあります。安心・安全な施設づくりの視点は安心・安全な清掃に関するコラムでも紹介しており、清掃を通じた施設の信頼づくりという観点で参考になります。
空調・エアコン設備
空調設備は使用頻度が高い一方で内部の汚れに気づきにくく、定期的な分解洗浄が必要です。作業時間の目安はエアコン清掃の作業時間に関するコラム、洗浄によるメリットはエアコン清掃のメリットに関するコラムで解説していますので、あわせてご覧ください。
転倒防止・安全対策(床ワックス・高圧洗浄の頻度)
介護施設の清掃において、他の施設種別以上に意識したいのが「転倒防止」の視点です。
入居者様の多くは足腰の力が弱く、床面のわずかな滑りや凹凸がヒヤリハットや転倒事故につながりかねません。清掃は「キレイにする」だけでなく、「安全な床面を保つ」という役割も担っています。
床ワックスの頻度
ワックスが剥がれたり汚れが蓄積したりすると、床面の滑りやすさや見た目の印象に影響します。介護施設における床ワックスの適切な頻度の考え方は介護施設の床ワックス頻度に関するコラムで詳しく解説しています。
高圧洗浄の頻度
屋外の通路やエントランス、駐車場などは雨風や汚れの蓄積によって滑りやすくなることがあります。高圧洗浄をどの程度の頻度で行うべきかについては介護施設の高圧洗浄頻度に関するコラムで解説していますので、あわせてご確認ください。
床の状態は日々の使用状況によって変化するため、一律の頻度を決めるのではなく、施設の利用状況を踏まえて清掃計画を見直すことが、転倒リスクの低減につながる備えになります。
介護施設清掃でよくあるトラブルと対策
介護施設清掃では、他の施設にはない特有のトラブルが発生することがあります。ここでは代表的な例と対策の考え方をご紹介します。
においに関するクレーム
排泄介助や食事の匂いが残りやすく、ご家族や見学者から指摘を受けることがあります。日常清掃の頻度と換気、消臭を組み合わせた対応が重要です。
清掃時間帯と生活動線の衝突
入居者様の食事やレクリエーション、入浴介助の時間帯と清掃作業が重なると、現場の負担が増えてしまいます。事前のスケジュール調整が欠かせません。
清掃品質のばらつき
担当者によって仕上がりに差が出てしまうと、施設側の信頼にも影響します。研修体制が整っているか、標準化された手順があるかを事前に確認することが対策になります。
感染対策の不備
清掃道具の使い回しや消毒手順の不徹底は、感染リスクを高める要因になり得ます。エリアごとに清掃用具を分けるなど、感染対策の視点を持った運用が求められます。
委託後のコミュニケーション不足
清掃を外部委託した後、現場スタッフと施設側の情報共有が不足すると、要望が伝わりにくくなることがあります。定期的な打ち合わせの機会を設けておくと、認識のズレを防ぎやすくなります。
これらのトラブルは、清掃業者との事前のすり合わせや、定期的な報告・フィードバックの仕組みによって未然に防ぎやすくなります。契約前にどこまで対応してもらえるのかを具体的に確認しておくことをおすすめします。
人手不足・離職率という介護現場特有の課題と、清掃外部委託がもたらす効果
介護業界では、慢性的な人手不足が長年の課題として指摘されています。
限られた職員数の中で、入浴介助や食事介助、記録業務に加えて清掃業務までこなさなければならない現場は少なくありません。
採用市場の競争が厳しさを増す中、介護施設が限られた人員で質の高いケアを提供し続けるためには、清掃のような周辺業務を専門業者に任せ、職員がケアの専門性を発揮できる環境を整えることも一つの選択肢になります。
清掃業務が本来のケアを圧迫する構造
介護職員が清掃を兼務すると、その時間だけ入居者様と向き合う時間が削られてしまいます。清掃は必要な業務である一方、専門性という点ではケアとは異なるスキルが求められる仕事でもあります。
離職率への影響
本来の専門業務であるケア以外の負担が積み重なることは、職員の疲弊や離職につながりかねない要因の一つと考えられます。人手不足が離職を招き、さらに人手不足が深刻化するという悪循環は、多くの介護現場が抱える構造的な課題です。
清掃を外部委託することで生まれる時間
清掃業務を専門業者に委託することで、職員が清掃にあてていた時間を入居者様とのコミュニケーションやケアの質の向上に振り向けられるようになる、という効果が期待できます。
実際に、特別養護老人ホーム中野けんせいえん様では、清掃に関する現場の負担や入居者様・ご家族からのクレーム対応に悩まれていたところ、清掃を外部委託したことで、職員の皆様の間に「コミュニケーションの時間」が生まれ、より豊かな施設づくりにつながったという声をいただいています。詳しくは特別養護老人ホーム中野けんせいえん様のお客様の声をご覧ください。
また、なごみ様では、清掃業務の負担が軽減されたことで職員の離職率が低下したという声もいただいており、清掃の外部委託が職場環境の改善に寄与する一つの選択肢となり得ることがうかがえます。詳しくはなごみ様のお客様の声をご覧ください。
清掃を「コストのかかる業務」としてだけでなく、「職員の働きやすさとケアの質を支える投資」として捉え直すことが、人手不足時代の介護施設経営において重要な視点になってきています。
ダイキチカバーオールの品質保証の仕組み
介護施設清掃を任せる相手を選ぶうえで、「どのような仕組みで品質が保たれているか」は重要な判断材料です。ダイキチカバーオールでは、次の3つの仕組みで品質を支えています。
Health-Based Cleaning System
病院清掃で培ったノウハウと独自ブランドの資機材・洗剤を、介護施設の清掃にも取り入れています。見た目の汚れを落とすだけでなく、細菌・ウイルスの除去が期待できるアプローチを、感染対策が特に重要な介護施設にも展開しています。
150時間以上の技術・マナー研修
現場を担当するスタッフは、150時間以上の技術・マナー研修を修了しています。介護施設特有の配慮が求められる場面でも、一定の品質を保った対応ができる体制を整えています。
写真付き報告書
清掃後には写真付きの報告書を提出しており、施設の管理者様がその場にいなくても、作業内容を具体的に確認いただけます。日々のクレーム対応や記録の透明性にもつながる仕組みです。
現場の清掃は、150時間以上の研修を修了した「清掃のプロ」であるフランチャイズオーナーが担い、各エリアの事業責任者が品質管理と対応にあたる体制を整えています。現場担当と管理側の役割を分けることで、日々の作業品質と施設への対応力の両方を確保しやすくなります。
2026年1月末時点で、ダイキチカバーオールの法人契約社数は13,000件以上、清掃契約施設数は26,000件以上、契約継続率は99.3%となっています。介護施設を含む幅広い施設で、こうした品質保証の仕組みを活用いただいています。
サービスの詳細は介護施設清掃サービスページでご確認いただけます。
導入までの流れ
清掃サービスの導入を検討される際、実際にどのような流れで進むのか気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは一般的な流れをご紹介します。
1. お問い合わせ
現状の清掃体制や課題感について、まずは気軽にご相談いただけます。
2. ヒアリング・現地確認
施設の規模や清掃範囲、入居者様の生活動線などを踏まえて、現地でヒアリングを行います。
3. 無料見積・プランのご提案
ヒアリング内容をもとに、施設ごとに必要な清掃内容をオーダーメイドでご提案します。
4. ご契約・清掃開始
内容にご納得いただいたうえで契約し、150時間以上の研修を受けたスタッフが清掃を開始します。
5. 写真付き報告・継続的な見直し
清掃後は写真付き報告書で作業内容を確認いただき、施設の状況変化に応じて清掃内容を継続的に見直していきます。
お客様の声
最後に、実際に介護施設清掃を導入された施設様の声をご紹介します。
特別養護老人ホーム中野けんせいえん様
清掃に関する現場の負担や、ご家族からのクレーム対応に悩まれていたところ、清掃を外部委託したことで、プロの清掃によって職員の皆様の間に「コミュニケーションの時間」が生まれ、より豊かな施設づくりにつながったというお声をいただいています。詳しくはこちらのお客様の声をご覧ください。
社会福祉法人和敬会 地域密着型複合施設なごみの郷様
清掃業務の負担が軽減されたことで、職員の離職率が低下したというお声をいただいています。詳しくはこちらのお客様の声をご覧ください。
介護施設清掃は、単に見た目をきれいに保つだけでなく、入居者様の安全、職員の働きやすさ、そして施設全体の信頼につながる取り組みです。頻度や費用相場の考え方、業者選びのポイントを踏まえながら、自施設に合った清掃体制を検討するきっかけとして、この記事が参考になれば幸いです。