「家」としての温かさを大切に。ユニットケアで一人ひとりに寄り添う
ーーまずは、田中様のご経歴と現在の業務内容について教えてください。
田中様: 私は介護業界に入って17年目になります。ずっと広島で介護の仕事をしてきたのですが、4年ほど前に結婚を機に岡山へ来て、それ以来こちらでお世話になっています。現在は「南2丁目」というユニットのリーダーを務めています。
ーー「南2丁目」とは、施設の呼び方としてはとても特徴的で親しみやすいですね。
田中様: そうなんです。当施設は10名1ユニットの「家」のような作りになっていて、全体で120名の方が生活されています。施設というより「家」として考えていただきたいので、あえて部屋番号ではなく「1丁目、2丁目」と住所のように呼んでいるんです。表札にも番号ではなくご本人様の写真を飾るなど、普段の生活に近い環境で安心して過ごせるよう配慮しています。
介護業務に追われ、後回しになる清掃。ご家族からの厳しい声も
ーー以前の清掃状況と、当時抱えていたお困りごとについて教えてください。
田中様:当時はとにかく「掃除をする時間がない」ということが一番の課題でした。10人の入居者様に対して職員は基本1人という体制なので、排泄、食事、お風呂といった日々の介助業務で手一杯になっていました。そのため、どうしても清掃の優先順位が下がってしまい、夕方の少し落ち着いた時間や、夜勤の時にフロアの掃除を1人で行うような状態で、まさに限界に近い状態でしたね。
ーーそれだけ介助業務が詰まっていると、どうしても清掃にまでなかなか手が回らなくなりますよね。
田中様:そうですね。でもね、やっぱりご家族も面会に来られますから。自分の家族が生活しているお部屋がぐしゃぐしゃだったら、「ここ大丈夫かな?」って不安に思われちゃうじゃないですか。床にずっと汚れの跡がついていたりするのも、やはりご家族の目には留まります。せっかく一生懸命ケアをしていても、掃除が原因で信頼を失ってしまうのは本当にもったいないな、と感じていたんです。
現場の切実な訴えと、組織としての「信頼」が結びついた導入への道
ーーそこから、どのようにしてダイキチカバーオールへのご依頼に至ったのでしょうか?
田中様: まず、フロア主任から「どうにかして施設を綺麗にしたい」という相談がありました。それを受けてリーダー会議などでも検討を重ね、「やはり専門の清掃会社にお願いするべきだ」という話になったんです。最終的には管理者の会議で決定したのですが、現場の願いと、組織として環境を整えようという判断が合致して、ダイキチカバーオールさんにお願いすることになったんです。
プロの清掃が入居者様と向き合う「時間」を創る。本来の役割である「寄り添う介護」に専念できる環境へ
ーー実際にダイキチカバーオールの清掃スタッフが入り始めて、施設内の変化はいかがですか?
田中様:今まで掃除が行き届いていなかったところや見落としていたところが綺麗になりました。特に水回りが綺麗になることで、職員も気持ちよく仕事ができています。また、清掃スタッフの方は非常に温厚で、挨拶もしっかりしてくださるので、今は職員の一員のように職場に馴染んでくれています。そうしたサポートのおかげで職員の心に余裕ができ、「もっと入居者様のために何かしてあげたい」という前向きな気持ちで日々のケアに向き合えています。
ーー清掃を任せられるようになったことで、職員の皆様の業務負担にも変化はありましたか?
田中様: 全く違いますね。掃除を安心してお任せできるようになったことで、私たちが本来やるべき「介護の仕事」に集中できるようになりました。一番良い変化は、入居者様とゆっくり向き合う時間が増えたことです。以前は日々の介助で手一杯でしたが、今は世間話をしたり、行事を企画・準備する余裕が生まれました。
ーー清掃の外部委託が、入居者様の楽しみや生活の質に直結しているのですね。
田中様:そうなんです。私たち介護職が大切にすべきなのは、「自分たちがどうしたいか」ではなく「入居者様がどうすれば気持ちよく生活できるか」という入居者様主体の考え方です。自分たちで掃除をする時間がないのなら、そこはプロにお願いする。そうして生まれた時間を入居者様へのケアに還元するのが、本来あるべき姿だと思っています。
どんな施設におすすめしたいですか?
ーー最後に、ダイキチカバーオールのサービスはどのような施設におすすめできるでしょうか?
田中様: うちのような特別養護老人ホームや、規模が大きくて人手不足に悩んでいる施設には、ぜひおすすめしたいですね。思い切ってプロにお任せし、私たちは「自分たちにしかできないこと」に時間を割く。それが結果的に入居者様への還元や、現場のより良い環境づくりに繋がっていく一番の方法だと思っています。