介護施設の床の正しい清掃方法についてご紹介
介護施設では毎日床の清掃を行うことが大切です。
また、床清掃の方法として一般的なのは「モップがけ」です。
しかし、介護施設でのモップがけを行う際にはどのようなことに注意して行うべきなのでしょうか?
今回は介護施設の床清掃の重要性と、床の正しい清掃方法についてご紹介していきます。
介護施設の床は毎日清掃が必要
介護施設の床には、ホコリや土といったさまざまな汚れが付いています。
その床の上を歩くことで、施設の床面をこのような汚れが傷付けてしまうこともあります。
また床の汚れは、臭いの原因や滑る原因にもなります。
介護を必要としている高齢者は身体の免疫が下がっていることが多いため、「床が汚れてから清掃を行う」のではなく、「床が汚れてしまう前に清掃を行う」ことが重要だとされています。
介護施設では、「常に清潔かつ、衛生的な施設の維持管理」が求められます。
そのため原則として、1日1回は床を拭き上げなければなりません。
介護施設の床の正しい清掃方法
介護施設の床の正しい清掃方法についてご紹介しましょう。
まず、床の掃き掃除から始める
本格的な床掃除はモップを使って行うものになりますが、その前に床表面に落ちている汚れの掃き掃除を行う必要があります。
床が汚れている部分にモップがけを行っても、それほど綺麗にはならないものです。
そのため、まずは床に落ちているゴミや汚れを取り除くことが大切なのです。
床の掃き掃除には、ほうきや市販の床専用掃除アイテムを用いるのが有効です。
本格的な床掃除はモップで
床掃除の順番として、ほうきで掃き掃除を行った後にモップで拭き掃除を行うようにしましょう。
モップを使っての床掃除は、奥から手前に向かって行うようにします。
また、床の汚れを広げないようにするためにも、モップでの床掃除は随時新しいものと交換するようにしてください。
洗剤力・除菌力の高いクリーナーを使って、毎日決められた床掃除の作業を行うようにしましょう。
介護施設で床清掃を行う際の注意点
介護施設で床清掃を行う際の注意点について見ていきましょう。
モップでの拭き掃除は高齢者が動き出す前に行う
モップでの拭き掃除は高齢者が動き出す前に行うようにしてください。
モップでの拭き掃除を行った後は、床が滑りやすくなっています。
その上を高齢者が歩くことで、転倒してしまいかねません。
そのため床をモップで清掃するおすすめの時間帯としては、高齢者が寝静まった後になります。
この時間帯であれば高齢者が起きて動き出すということも無いため、モップ掃除を行うようにしましょう。
プロの清掃業者を利用するのもおすすめ
やはり何といっても、介護施設の床掃除はプロの清掃業者に依頼するのがおすすめです。
介護施設の床の清掃は一日一回行うことが原則として定められているため、それにかかる手間や時間を考慮すると業者に清掃を委託するのが良いでしょう。
プロ清掃業者であれば清掃に関する知識・技術を豊富にもちあわせているため、隅々まで綺麗に仕上げてもらうことができます。
清掃業者によるこまめな清掃によって、介護施設全体の衛生面を守っていきましょう。
おわりに
今回は介護施設の床清掃の重要性と、床の正しい清掃方法についてご紹介しました。
介護施設での床清掃を行うにあたって注意すべきなのは、床清掃を行う時間帯です。
床のモップがけを行った後というのは非常に滑りやすくなっているため、高齢者が動き出す前に清掃を済ませてしまうことが重要なのです。
しかしこの作業を毎日、介護職員や建物の管理者側が行うとなると労力も時間も要するため、プロの清掃業者に委託することがおすすめです。
プロの清掃技術を活かして、介護施設全体を美しく保ってくれるでしょう。