エアコンを購入する際の基準

2024.06.21

こんにちは!ダイキチカバーオールの佐々木です。梅雨入りしたことで、湿度が高いジメジメとした日が続き、ますますエアコンの稼働が欠かせないですね。

 

前回はそんなエアコン稼働に必要な、電気代の値上げとその原因についてご紹介しましたが、今回はエアコンを購入する際の基準についてご紹介しますので、ぜひ最後までご一読ください。

売り場表記の畳数基準は古い

皆さんは10畳のお部屋に設置するエアコンを購入する場合、何畳用のエアコンを選びますか?一般的には10畳用もしくは、お部屋の広さ以上に対応するものを選ぶかと思います。

 

実は、エアコンにおける10畳用といった畳数表記の基準は、1964年当時ほとんどの家屋が「木造平屋無断熱住宅」だった頃に選定されたものです。現在の建物と比較して冷房の冷気や暖房の暖気が7倍以上逃げやすいと言われています。

 

家の造りはどんどん新しくなっていくのに対して、エアコンの畳数表記は昔の基準のまま改定されていません。つまり、必要以上に大きい容量のエアコンを使用している可能性があり、そうなると電気代も高くなってしまいます。

 

できるだけ小さい容量のエアコンで電気代を抑えたいですよね。お部屋の広さ別にエアコンの容量でどれくらい電気代が変わるかの目安を載せておきますので、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

【冷房】部屋の広さ別エアコンの消費電力と電気代

部屋の広さ 消費電力 1時間当たりの電気代目安
6畳 110~920W 3.41~29.44円
10畳 110~1,150W 3.41~35.65円
12畳 110~1,460W 3.41~45.26円
 

【暖房】部屋の広さ別エアコンの消費電力と電気代

部屋の広さ 消費電力 1時間当たりの電気代目安
6畳 105~1480W 3.25~45.88円
10畳 105~1980W 3.25~61.38円
12畳 105~1980W 3.25~61.38円
木造住宅

エアコン選びのポイント

エアコン選びは表記されている対応畳数を基準に選ぶのではなく、例えば寝室など限られた時間だけ使用する部屋は10畳以内であれば、6畳用で問題ないケースが多く、1日のうち長い時間を過ごすリビングや火気を扱うキッチンは暖房時の対応畳数を目安に、余裕を持ったエアコンを選ぶと良いと言われています。

 

その他にも、天井が吹き抜けになっているお部屋はそこから空気が抜けてしまい、冷気・暖気が外へ排出されてしまうのでその場合は、対応畳数より容量の大きいエアコン(お部屋が10畳であれば14畳用)を選ぶことをオススメします。

 

エアコンを購入する際のご参考になりましたら幸いです。

エアコン選びのポイント

まとめ

今回は、エアコンを購入する際の基準についてご紹介しました。

 

これから新居を購入される方や引っ越しを、UA値(外皮平均熱貫流率)と言われる住宅内の熱の逃げやすさを表す数値も知っておくことで、断熱性能の高い・省エネ性能に応じたエアコン選びができます。

 

それにより初期費用や月々にかかる電気代のコストも削減できるかと思います。

 

次回は、電気代を少しでも抑えるためのエアコンの使い方をご紹介しますので、お楽しみに!

 

↓参考記事↓

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO19460320R30C17A7000000/