【マンション清掃】マンションにカビが発生!?原因と対処法をご紹介
戸建て住宅と比較すると、マンションはカビが発生しやすいと言われています。
本記事ではマンション清掃として、マンションにカビが発生する原因と対処法についてご紹介していきます。
なぜマンションにカビが発生してしまうの?
マンションにカビが発生してしまう原因とは一体何なのでしょうか?
・気密性が高く通気性が悪い
近年ほとんどのマンションは鉄筋コンクリート造になっていることが多く、気密性も高くなっています。
外気が入ってこないため換気不足の状態になっていることに加えて、冷暖房によりマンション室内に湿気がこもっており、結露ができてカビが発生するのです。
・室内環境の影響
マンションの構造に加えて、それぞれの部屋にもカビが発生する原因があるのです。
室内で部屋干しをしている・ゴミが溜まっているなどの状態は、カビの発生につなげやすいと言われています。
このような状態に加えて冷暖房の稼働頻度も多くなってしまうと、部屋の湿度がより上がり、カビ発生のリスクも高まってしまうのです。
・周辺環境の影響
マンション立地もカビ発生の原因につながることがあります。
日当たりの悪さ・低い土地に建てられている・植栽が多いといった要素は、カビ発生の条件になりやすいです。
カビが発生することで受ける被害
カビが発生することで受ける被害をご紹介します。
・健康被害
カビ発生による被害として一番注意したいのが、健康被害です。
カビの影響を受けて病気を発症してしまうと、最悪の場合、一生その病気とつきあって行かなければならなくなったり、命に関わってきたりということも考えられます。
・アレルギー反応
空気中にカビ胞子は浮遊しており、吸い込むことでアレルギー反応が引き起こされてしまうことも。
目の痒み・鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状が現れることもあり、場合によってはアレルギー症状・発作を起こしてしまうこともあります。
・免疫機能低下
カビの影響を受けて免疫機能が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなってしまうこともあるでしょう。
小さな子どもや高齢者の方、疾患を抱えている方の場合、免疫機能低下の影響をより強く受けてしまうことも。
・高額なリノベーションやリフォーム費用
カビが部屋の隙間に入り込んでしまうと、リノベーションやリフォームが必要になってしまうことがあります。
広範囲にカビが広がっていると工事が大掛かりになってしまう可能性もゼロではありません。
マンション共用部でカビを発見した際の対処法
マンション共用部でカビを発見した際の対処法をご紹介します。
・消毒用エタノールを使って落とす
応急処置として行える方法として、床・壁に発生しているカビに向かって消毒用エタノールを噴射し、乾いた布を使ってカビを拭き取るという方法があります。
・塩素系カビ取り剤を使って落とす
浴室・トイレなど水まわり箇所に関しては、カビキラーなどの塩素系カビ取り剤を用いてカビを落としていきます。
塩素系カビ取り剤は漂白効果もあり、しつこい黒カビを取り除くこともできます。
マンションにおけるカビ対策について
マンションでのカビ対策は、住環境を快適に保つために非常に重要だと言えます。
カビは見た目に限らず健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、徹底した対策が求められます。
マンションにおけるカビ対策についていくつかの方法をご紹介します。
湿度管理を徹底してカビの発生・繁殖を抑える
カビの発生・繁殖を防ぐためには、湿度を60%以下に保つことが非常に効果的だと言われています。
湿度が高いとカビの活動は活発になりやすいですが、60%以下に抑えることでその成長を大幅に遅らせることができるのです。
湿度計を使って湿度を定期的に確認し、必要に応じて除湿剤・除湿器を活用して調整するようにすると良いでしょう。
とくに湿度が高くなる季節や雨の日には注意が必要です。
湿度が60%以下に保たれた環境では人間も快適に過ごすことができるため、健康的な生活環境を維持することができます。
定期的な換気で空気循環を促進させる
空気の流れを良くすることは、カビ対策においても非常に重要だと言えます。
定期的に窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、室内の湿度を下げることが大切です。
湿度が急激に上昇する際には、換気扇を使って効率的に湿気を排出することを心がけておきましょう。
マンションは構造上窓が少ない場合もあるので、その場合には扇風機・サーキュレーターなどを活用して空気を効果的に循環させることがポイントです。
このような工夫で室内に新鮮な空気を行き渡らせて、カビが繁殖しにくい環境を作り出すことも大切です。
結露対策を徹底してカビの温床を防止する
マンションは、外気と室内の温度差によって窓に結露が発生しやすい構造となっています。
結露はカビの温床となりやすいため、これを防ぐことが重要です。
結露防止には、窓に断熱フィルム・結露防止シートといったものを貼ることが効果的です。
これらの材料を使うことで、室内の暖かい空気が窓に直接触れてしまうことを防止し、結露の発生を抑えることができるのです。
また冬場など外気温が低い季節には、室温の管理も重要です。
暖房器具を適切に使用して室温と外気温の差をなるべく少なくすることで、結露を予防して、カビの発生を抑えることができます。
雨季の湿度対策を強化する
雨季は湿度がとくに高くなるため、マンション内の除湿対策を強化する必要があります。
湿度が高いとカビの発生・繁殖が加速するため、湿度管理が一層重要となります。
湿度計を使ってリアルタイムで室内湿度を確認し、エアコンや除湿器を適切に活用して湿度を60%以下に保つよう心がけておきましょう。
水まわりなど湿度が高くなりやすい場所には、とくに注意が必要です。
さらに窓・換気扇を活用して、湿気がこもらないようにすることも大切です。
除湿剤・除湿器を使用することで室内の湿度を抑え、カビの発生を防ぐことができます。
部屋の清掃と整理整頓でカビの栄養源を断つ
カビはホコリ・汚れを栄養源として繁殖するため、定期的な掃除と整理整頓がカビ対策には欠かせません。
こまめに清掃を行うことで室内にたまったホコリや汚れを取り除き、カビの栄養源を断つことができます。
とくに手の届きにくい場所はカビが発生しやすいので、忘れずに掃除するようにしましょう。
また物が多いと湿気がこもりやすく、カビが発生・繁殖しやすくなるため、不要な物は処分して整理整頓を心がけることも大切です。
清潔で整った環境を維持し続けることで、カビの発生・繁殖リスクを大幅に減らすことができます。
ご紹介した5つの対策を日常的に意識して実施することで、カビの発生を防ぐだけでなく、清潔で快適なマンション環境を維持することができるでしょう。
清掃業者にマンション清掃を依頼して清掃を行う
カビの状態や種類によっては、マンションの大家さん・管理会社側で取り除くことも可能かもしれません。
しかしそれには手間も時間もかかってしまい、カビの状態や種類によっては大掛かりな作業になってしまい、かえって他住民に迷惑がかかってしまうことも。
そのような場合にはぜひプロの清掃業者の力を借りて、マンション清掃も含め、効率的にカビ取りを行ってもらうようにしましょう。
おわりに
本記事ではマンション清掃として、マンションにカビが発生する原因と対処法についてご紹介しました。
カビの発生を抑えるために換気・除湿は必須です。
万が一カビが発生してしまった場合には、プロの清掃業者にマンション清掃を依頼してしつこいカビ汚れも取り除いてもらいましょう。