自社でできるオフィス清掃のコツや定着させるポイントについて

2024.01.05
自社でできるオフィス清掃

「オフィスが美しく保たれているか」は、企業の印象を左右するものです。

定期的に清掃を行っていなければいつの間にかホコリや塵、髪の毛などの汚れが溜まっていってしまい、企業イメージを下げてしまう上、従業員も快適に働くことができなくなってしまいます。

本記事では、自社でできるオフィス清掃のコツや定着させるポイントについてご紹介していきます。

【場所別】自社でできるオフィス清掃のコツ

自社でできるオフィス清掃のコツ

自社でできるオフィス清掃のコツをオフィスの場所別にご紹介します。

 

・トイレ

 

トイレは共用部分が多いため、清掃業者に依頼すれば一括で清掃を行ってもらうことができますが、当番制で行うようにすれば自社で清掃を行うことも可能です。

担当者を毎日ローテーションさせることで、「普段からトイレを美しく使う」という意識が芽生えるようになります。

しかし、その場合でもトイレは汚れやすい箇所であるため毎日清掃を行うようにしましょう。

便器・蛇口・鏡などの汚れは洗剤で磨き上げるようにし、トイレの床はモップを使って水拭きを行うようにしましょう。

 

・エントランス

 

こちらの箇所も清掃業者を利用しないという場合、従業員が毎日清掃を行わなければなりません。

 

トイレ同様に共用スペースであるため、後回しになってしまわないよう当番制にして美しさを保つようにしましょう。

まずは、床に落ちた砂・ホコリなどの汚れを取り除くことが大切です。

またエントランスにマットを敷いていると汚れが溜まりやすいため、掃除機を頻繁にかける必要があります。

 

・窓・ガラス

 

窓やガラスには、外からの砂ホコリ・人の手垢・結露によって発生するカビなどの汚れが付着しています。

ただ高所にある場合は危険なので、清掃業者に依頼することをおすすめします。

 

・エアコン

 

エアコン清掃は定期的に行っていないと内部でカビが繁殖し、嫌な臭いが発生することがあります。

エアコン自体が目詰まりを起こすことでエアコン効率が低下し、電気代が無駄になってしまうことも。

またカビによるアレルギー症状によって体調を崩す原因にもなりかねないため、注意しなければなりません。

エアコン清掃の中でもエアコンフィルターにはとくに汚れが付着しやすく、清掃もしやすいため一度試してみるのも良いかもしれません。

しかし、エアコン清掃の知識が無い中で無理に清掃を行ってしまうと故障につながってしまう恐れもあるため、エアコン清掃の実績がある清掃業者に依頼することをおすすめします。

「オフィス清掃」としてオフィス全体の清掃とエアコン清掃をまとめて行ってくれる清掃業者もあるため、検討してみてくださいね。

自分のデスク周辺

自分のデスク周辺

自分のデスク周辺はとくに手垢が付着してしまいやすい場所であるため、こまめに清掃を行うことが大切です。

タオル・雑巾などを使用して手垢汚れを拭き取っていきましょう。

 

・パソコン

 

パソコンも意外と汚れが溜まりやすい箇所の一つです。

パソコン清掃前は誤作動や故障を防止するため、必ず電源を切って清掃に取りかかりましょう。

また忘れがちな清掃箇所であるのが、キーボードです。

キーボードも日常的に使用するものであるため、ホコリや塵、髪の毛などさまざまな汚れがキーの表面・隙間に付着しています。

ハンディモップ・ハンディワイパーなどを使用してデスクのホコリや塵など軽い汚れを取り除いていきましょう。

パソコン画面やケーブルに付着した汚れは、マイクロファイバークロスを使用するのがおすすめです。

タオル・布を使用すると細かな繊維が残ってしまいますが、マイクロファイバークロスを用いれば軽く拭き取るだけで綺麗になります。

 

・オフィスチェア

 

布張りオフィスチェアの場合、柔らかなブラシを使ってホコリを浮かび上がらせます。

次にお湯に浸け、固く絞ったタオルでチェア表面を拭き取っていきます。

それでも落とせない汚れに関しては歯ブラシを用いて落とすようにし、しっかりと乾燥させて完了です。

革張りのオフィスチェアの場合、水拭きを行うと変色してしまうこともあるため注意が必要です。

革専用クリーナーを用いてお手入れを行うようにしてください。

ビニールレザーのオフィスチェアの場合は水拭き可能です。

なかなか落とすことができないしつこい汚れがある場合、薄めた中性洗剤を使って汚れを落とすようにしましょう。

 

・蛍光灯

 

蛍光灯は高所に設置されていることが多く、気軽に清掃できる箇所とは言えません。

そのため汚れが溜まっていることが多く、空気中にその汚れが舞ってしまうこともあるため、注意しなければなりません。

蛍光灯を清掃すれば本来の明るさを取り戻すことができるので、省エネにもつながると言えるでしょう。

 

・床

 

毎日多くの人が歩く床は、ホコリ・髪の毛・砂・塵など多くの汚れが付着しています。

床は訪問者の目に付きやすい場所でもあるため、日常的に清掃を行うことが大切なのです。

床の種類により清掃内容も少し異なり、誤った清掃方法を行ってしまうと床材を損なうことにもつながるので汚れがこびりついている場合、自社で行う清掃は表面の汚れを取り除くことに留めておき、頑固な汚れは専門の清掃業者に依頼することをおすすめします。

自社でのオフィス清掃を定着させるコツについて

自社でのオフィス清掃を定着

自社でのオフィス清掃を定着させるコツについてご紹介します。

 

・全従業員で清掃を行う

 

自社でのオフィス清掃を定着させるには、オフィスの役職関係なく全従業員でオフィス清掃を行うことが大切です。

上層部も積極的にオフィス清掃に参加することで、オフィス全体の士気を上げることにもつながります。

企業によっては役職が上がると清掃を行わないというケースも見受けられますが、従業員の不満につながってしまうこともあるため、なるべく全体で清掃を行うのがベターでしょう。

 

・務の一環として清掃を義務づける

 

業務の一環として、毎日時間を決めてオフィス清掃を行うということも大切です。

業務の一部として30分だけオフィスの目立つ部分を清掃したり、オフィスの清掃箇所を当番制にして毎朝朝礼後に清掃したりと、オフィス清掃を業務の一環として取り組むことで習慣づけやすくなるのです。

業務の気分転換にもつながることもあるでしょう。

ただ清掃を始める際には、「どこをどのように清掃すれば良いか」「どのような清掃をすれば良いのか」と悩んでしまうことも。

そうならないよう、清掃担当者や清掃道具はあらかじめ決めておくことをおすすめします。

 

・日常的に清掃・片付けの習慣をつけること

 

「ゴミが落ちていることに気づいたら拾う」「毎日就業時にゴミをまとめる」「モニター画面の汚れに気づいたら拭き上げる」など、どれもすぐに完結できる片付けの方法です。

片付けを行うことが身につくと、「オフィス全体を綺麗に使おう」という気持ちが増し、清掃を行う頻度を減らすことにもつながるでしょう。

清掃業者の力も借りることでオフィス清掃がより効率的に!

清掃業者の力も借りること

「オフィス清掃は自社でなるべく行うようにしよう」とは言っても、やはり自社ですべてのオフィス清掃を行うことはとても大変なもの。

 

そのため自社で清掃する範囲と、外注として清掃業者にオフィス清掃を依頼する範囲を決め、従業員間では無理のない範囲でオフィス清掃を行うようにするのがおすすめです。

清掃業者の力を借りることでオフィス清掃にかかる負担を減らし、効率的に清掃を行うことができるようになるでしょう。

おわりに

本記事では、自社でできるオフィス清掃のコツや定着させるポイントについてご紹介しました。

従業員間で自社のオフィス清掃をすべて行うことも可能ですが、オフィス全体の清掃を行うことはどうしても手間・時間がかかってしまうものです。

「オフィスを隅々まで常に美しく保ち続けたい」という場合、ぜひ清掃業者へのオフィス清掃も検討してみてくださいね。