業者が教えるオフィスの正しい除菌方法についてご紹介

2023.09.15
オフィスの正しい除菌方法

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オフィスでの感染拡大防止のためにパソコン・コピー機・ドアノブなどのアルコール消毒を行う会社も増えてきました。
本記事では、業者が教えるオフィスの正しい除菌方法についてご紹介していきます。

オフィスでの感染リスクについて

「手洗い・うがい・マスクをしっかりしているし、感染対策はちゃんとできている」「そもそもウイルス・菌の感染経路は繁華街や飲食店なのでは?」と思われている方は多いです。

しかし、オフィスは意外にもウイルス・菌感染の温床となっていることをご存知でしょうか?

オフィスには多くの人が集まるので、さまざまな場所にウイルス・菌が飛散したり付着したりしてしまう機会も多く、注意が必要な場所なのです。

「オフィス内に感染者が居て、感染者が触れたものに触ってしまった」「空気中のウイルス・菌を吸い込んでしまう」といったように感染経路もさまざまです。

オフィスで感染しやすい場所

オフィスで感染しやすい場所

オフィスでもウイルス・菌に感染しやすい場所をいくつかご紹介します。

 

直接手で触れる場所

空気中のウイルス・菌は時間の経過とともに感染力が減少します。

一方、パソコンや物品などに付着したウイルス・菌は感染力が失われにくいとされており、継続しやすいため注意しなければなりません。

また、不特定多数の人が直接触れる場所として「ボタン」も挙げられます。

自動販売機のボタンやエレベーターのボタンなどは指でしっかりと押さなければ反応しないため、注意が必要な箇所と言えます。

 

オフィスのエントランス

オフィス内のウイルス・菌感染に注意は必要ですが、オフィス外からウイルス・菌を持ち込まれてしまうケースもあります。

オフィスのエントランスはオフィス従業員だけでなく、外部の関係者が出入りを行う場所でもあるため、ウイルス・菌が侵入してしまう可能性は高いのです。

 

トイレ

オフィスのトイレは感染リスクとともに、排便・嘔吐などからウイルス・菌が排出されてしまう場所でもあるため、衛生面においても注意しなければなりません。

便座周り・ペーパーホルダー・トイレのレバー・ドアノブ・手すり・洗面台の蛇口などは直接手が触れる場所であるため、こまめな清掃と除菌が必要です。

 

デスクの周辺

デスク周辺は人が集まりやすいため注意しましょう。

オフィス内に感染者が居る場合、ウイルス・菌が付着したものを触ってしまい、その手で目や口に触れてしまうことで感染してしまう「接触感染」が起きてしまいます。

またオフィスのデスクには、トイレの便座以上の数のウイルス・菌が存在しているとも言われています。

とくに会議室など、基本的に密閉空間になっている場所は注意が必要です。

密閉空間で咳・くしゃみをしてしまうと「飛沫感染」のリスクが上がってしまうためです。

オフィス清掃】清掃と除菌はセットで行うのが◎

現在、企業における新型コロナウイルスの感染予防の対策として、アルコールを使用した消毒・除菌などが一般化されています。
日常的に新型コロナウイルスを予防する対策として、こまめに消毒・除菌を行うことは非常に大切です。
そして消毒・除菌効果を発揮するために必要であるのが、「定期的なオフィス清掃」です。
普段より清掃を行わずにいると、ホコリが蓄積していってしまいます。
このホコリが除菌したいものの表面を覆ってしまい、この状態でアルコールを使用して表面を拭き取ってもウイルスを取り除くことは難しいと言えます。
消毒・除菌を効果的に行うためにも、オフィス清掃はなるべく毎日行うのがおすすめです。

手が触れる部分は必ず拭き取って清掃・除菌を

手が触れる部分は必ず拭き取って清掃・除菌

会社内で担当を振り分けて清掃を行う際、隅々まで清掃を行うという方もいれば、見える範囲までだけ清掃しようという方もいます。
清掃内容を統一しなければ、清掃を行う人によって取り組み姿勢に差が生じてしまいます。
そのような担当者ごとに生じる差をなるべく無くすため、ウイルス感染対策を目的とした清掃・除菌を行う場合、「業務中に手が触れる部分はすべて拭き取る」よう、ルール化させるのがおすすめです。

 

業務中に手が触れる部分をリストアップしていき、オフィスの従業員間で共有することによって清掃内容を統一させ、一人ひとりが意識的に清掃・除菌に取り組むことができると言えます。
具体的に場所を書き出して場所を限定して実践することによって、清掃・除菌が苦手という方でも習慣づけができてくるようになるでしょう。

 

たとえば午前中は、ドアノブ・電気スイッチ・電話機・コピー機・トイレ便座といった共用場所を中心に清掃・除菌を行い、夕方にはパソコン・デスク・ロッカーなど個人スペースを中心に清掃・除菌を行うなどの流れを作ることで、念入りに消毒を行うことができるでしょう。

オフィスの電子機器を清掃・消毒する際の注意点

"電子機器を清掃・消毒する際の注意点 "

アルコール除菌シートを使用する際、そのまま物を拭き取っても問題ありません。
しかしアルコールスプレーを使用する場合、直接物にスプレーを吹きかけて使用するのではなく、ダスターやシートなどにスプレーを吹きかけたもので拭き取るようにしましょう。
電子機器はアルコールを直接吹きかけてしまうと故障してしまうことがあるためです。
さらに電子機器は水分に弱いため、吹きかけるアルコールの量には注意しなければなりません。

 

アルコールの水分量が多いと、表面を拭き取っている最中にアルコールがにじみ出てきてしまう可能性があるのです。
少し湿っていると感じる程度にアルコールを調節し、適量で使用するようにしましょう。
アルコールスプレーで拭き取った後には、乾いたダスター・シートなどで乾拭きを行って完了です。

業者に除菌対策を依頼するメリット

業者に除菌対策を依頼するメリット

オフィスの除菌対策を行う際は、ぜひ専門業者に依頼しましょう。

専門業者に除菌の依頼をすることで、自社で除菌作業を行う手間や時間を省いて確実に除菌を行うことができます。

オフィスの除菌対策について正しい知識・技術を持っていないと除菌作業に時間がかかったり、除菌が不十分となってしまったりさまざまな問題に直面してしまうでしょう。

プロの専門業者に除菌対策を依頼すれば、除菌に関する専門知識・技術を持っているため正しい方法で効率良く除菌作業を行ってもらうことができます。

プロの手でオフィス全体の除菌対策を行ってもらうことができるため、床や壁、デスクや備品などを傷つけたり破損したりしてしまう心配もありません。

しかし除菌対策を依頼する業者選びを失敗してしまうと、除菌の質が悪かったり、追加で料金を請求されてしまったりする可能性もあるため、業者選びは慎重に行うようにしましょう。

依頼する専門業者を探す際、どうしても金額に目がいってしまいますが、あまりに安い料金を提示しているところは悪徳業者である可能性も高いです。

失敗しないためにはまず見積書を出してもらい、金額だけでなくサービス内容に関して疑問点・不審点がないか一つずつ確認していきましょう。

おわりに

本記事では、業者が教えるオフィスの正しい除菌方法についてご紹介しました。
新型コロナウイルス感染拡大を防止するには、こまめな清掃・除菌の積み重ねが非常に大切です。
人の手が触れる部分を中心に清掃を行い、アルコール消毒を徹底することで、感染リスク低下につながります。
新型コロナウイルス感染に関してまだまだ油断できない状況が続いているため、オフィスでの「清掃」と「除菌」はセットで考え、なるべくルール化して取り組むようにしましょう。