建物外壁のしつこい汚れは清掃業者による高圧洗浄で一掃除去!

2023.04.21
外壁のしつこい汚れ

建物が建築されてから何年も経つと、建物外壁に汚れが付着してきます。

建物の印象を悪くしてしまうことはもちろんですが、外壁の汚れは塗膜を劣化させてしまう原因にもなるため、放置せずに対処しなければなりません。

軽い汚れであればご自身でも落とせますが、長年にわたって生成されたしつこい汚れを落とすことは非常に困難な場合が多いです。

この場合、清掃業者に「外壁の高圧洗浄」を依頼して、汚れを落としてもらうようにしましょう。

本記事では、建物外壁のしつこい汚れは清掃業者による高圧洗浄で除去してもらうのがおすすめの理由についてご紹介していきます。

外壁の汚れを放置するとどうなる?

外壁の汚れを放置する

建物が建設されてから何年も経つと、外壁の汚れが目立ってきます。

そのような汚れを放置していると、どのようなことが起こるのでしょうか?

 

見た目が悪くなる

まずはやはり、見た目が悪くなることが挙げられます。

時間が経つごとに汚れは蓄積されてしまうため、汚れの状態も悪化していくのです。

 

汚れが頑固になり、落ちにくくなる

時間が経つほど汚れも頑固なものになっていき、落ちにくくなります。

そして汚れが落ちにくくなるということは、大掛かりな清掃が必要になるということでもあるため、外壁に汚れが付着したらやはり早めに対処することが大切であると言えます。

 

外壁劣化が早まり、建物全体の劣化原因にも

外壁の汚れを放置し続けてしまうと、外壁の表面劣化も早まります。

劣化が進行し、外壁の撥水・防水機能が低下してしまうと、建物内に雨水が侵入します。

建物内に雨水が侵入すると構造材が腐り初め、最終的に建物全体を劣化させていく原因になる恐れもあります。

建物の構造材が腐ってしまうと、修繕する際、非常に大きな費用がかかってしまいます。

外壁汚れをこまめに落とすことで、家の修繕にかかる費用を抑えることができるというわけです。

建物外壁のしつこい汚れの種類と特徴

建物外壁のしつこい汚れの種類と特徴

建物外壁のしつこい汚れの種類と特徴についてご紹介します。

 

塵・ホコリ

代表的なのが塵・ホコリなどの汚れです。

汚れの色は黒色のほか、グレーや茶色の汚れも見られます。

外壁の中でも凸凹のある部分に引っ掛かって付着することが多く、全体的に黒っぽく見えるため目立つ汚れとなるでしょう。

 

排気ガス

建物横の車の通行量が多くなると、車から排出される排気ガスによって建物外壁がくすむような色になります。

排気ガスには油汚れやすすなどの汚れが多く含まれており、これらが広範囲に付着していくため、全体的にくすむような外壁の色になってしまうのです。

とくに元々白っぽい外壁の建物ほど、よく目立つ汚れと言えます。

 

カビ

日当たりの悪い場所・風通しの悪い場所は、カビにとって最高の繁殖環境となります。

雨が降った後や梅雨時はとくに注意が必要です。

外壁に付着するカビ汚れの特徴は、黒っぽい汚れです。

 

藻・苔

藻や苔の繁殖条件は上記と少し似ており、湿っぽい場所・日陰のある場所・汚れがある場所です。

汚れは緑色であり、山が近くにあるエリアで繁殖しやすいです。

 

サビ

サビは鉄製建材の塗膜が劣化し、金属が腐食している状態なのです。

サビには白サビ・赤サビなどの種類がありますが、赤サビは汚れが他の場所に移りやすいため注意が必要です。

汚れの状態がひどい時には塗り替えが必要になることもあります。

 

雨だれ

雨だれは、外壁に付着した汚れが雨によって流され、落ちずに残ったものを指します。

換気フードや窓サッシの下に向かって伸びているのが特徴の筋汚れです。

そのまま放置してしまうと汚れが濃くなり、こびりついてしまいます。

 

塗料の変色

塗料は長期間紫外線を浴び続けることで色あせてしまい、汚れへと変化します。

塗膜が完全に壊れてしまうと、コンクリート状の表面に炭酸カルシウムの白い跡が残ってしまう「白華現象(はっかげんしょう)」が引き起こされてしまうこともあります。

清掃業者による「建物外壁の高圧洗浄」とは?

清掃業者による建物外壁の高圧洗浄

清掃業者が行う「建物外壁の高圧洗浄」とは、高圧洗浄機で高水圧の水を外壁にこびりついたしつこい汚れに向けて噴射して汚れを落とすという、専門の清掃業者によるサービスを指します。

高圧洗浄機はただ水を噴射するのではなく、「高水圧の水を噴射する」という特徴があります。

例を挙げるとすると、水が出ているホースの先端部分を指で潰すと、何もしていない状態に比べて出てくる水が勢いのあるものになります。

ホースの出口が狭められた分、水に急激に圧力がかかり勢いよく放出されるのです。

この水圧がかかる仕組みを採用しているのが高圧洗浄機なのです。

高圧洗浄機から放出される水は高水圧であるほど、汚れの落ち具合にも大きな効果が現れます。

一般的には外壁のコンクリートやタイルを清掃する際、初めは専用のブラシなどを使って汚れを落とし、汚れがある程度落ちたら水で洗い流すという流れが多いでしょう。

高圧洗浄機を用いると、汚れを高水圧で剥がしていく作業を行いながら、同時に洗い流す作業を行うことができるため、清掃作業が効率的に進められるのです。

人が行うには手間も時間もかかる清掃作業を、簡単に済ませられるのが高圧洗浄機を用いる大きな利点です。

高圧洗浄の必要性について

高圧洗浄の必要性について

外壁塗装を行う前には、高圧洗浄を行う必要があると言われています。

高圧洗浄を行わずに外壁塗装を行ってしまうと、「塗装に塗りムラができる」「塗装が外壁に上手く付着しない」など、外壁塗装の仕上がりが思っていたように綺麗にはならない可能性が高くなってしまうのです。

たとえ「高圧洗浄を行わなかったけど、外壁塗装の仕上がりは上手くいった」と思っても、高圧洗浄を行った後に比べると、外壁材と外壁塗料の密着力は弱いため、短期間のうちに塗装が剥がれてきてしまうなど、外壁塗装が上手くいかないケースが多いのです。

「外壁塗装の耐久性を長く維持したい」「外壁塗装を綺麗に仕上げたい!」という場合には、外壁塗装前に必ず高圧洗浄の作業を行ってもらうことが大切です。

 

高圧洗浄を自分で行うことは可能?

「専門業者に依頼するのではなく、高圧洗浄の作業を自分で行いたい!」と思われる方も多いのですが、専門業者でない限り、ご自身で外壁塗装の高圧洗浄作業を行うことは難しいと言えます。

その理由としては、外壁塗装の高圧洗浄を行うには知識・経験が必要になるためです。

知識・経験がない方が高圧洗浄を行うと、「元の塗装が剥がせるまで洗浄できていない(洗浄力が足りない)」「水圧加減・水の噴射の仕方を誤って外壁を傷めてしまう」「養生が十分にできておらず、近隣に水を飛散させてしまう」などのリスクが高まってしまいます。

事故に発展することもあり得るため、高圧洗浄の作業は必ず専門業者のプロに任せるようにしてください。

おわりに

本記事では、建物外壁のしつこい汚れは清掃業者による高圧洗浄で除去してもらうのがおすすめの理由についてご紹介しました。

一度外壁にしつこい汚れがこびりついてしまうと、ご自身で落とすことは難しいと言えます。

何度も強くこすったり、削ってみたりといった作業を無理に行うことはNGです。

最悪の場合、「外壁に傷が入ってしまった」「外壁の塗料が削れてムラができてしまった」ということにもなりかねません。

無理をして落とそうとするのではなく、清掃業者に依頼し、手間・時間をかけることなく、しつこい汚れを安心安全に取り除いてもらうようにしましょう。