水まわりに発生するしつこい水垢汚れの原因や清掃方法とは?

2023.02.10
水まわりにのしつこい水垢汚れ

トイレの鏡や給湯室のシンク周りに水滴がつき、その水滴が乾いて結晶化することが繰り返されると、だんだんと小さい半円が重なり合っていくような形ができ、「しつこい水垢汚れ」となってしまいます。

本記事では、水まわりに発生するしつこい水垢汚れの原因や清掃方法についてご紹介していきます。

水まわりに発生する水垢とは?発生する原因は?

水まわりに発生する水垢は、水の蒸発とともに水道水に含まれる「炭酸カルシウム」が結晶化することで発生します。

これらのミネラル分は乾燥して堆積していくと石のように硬くなり、普通のブラシ・スポンジでは形状に変化を与えることが難しくなります。

また、汚れが下地にしつこく付着しているため、綺麗に落としきることも難しくなってしまいます。

水まわりのしつこい水垢汚れの清掃方法

しつこい水垢汚れの清掃方法

水まわりのしつこい水垢汚れの清掃方法を、清掃道具別にご紹介します。

 

クエン酸を使った清掃方法

水垢はアルカリ性の性質をもった汚れであるため、逆の性質である酸性の性質をもった「クエン酸」を使用することで、水垢汚れが中和されて落としやすくなります。

 

クエン酸で水垢を落とす手順

小さじ1杯のクエン酸と100mlの水を空のスプレーボトルに入れ、よく振って混ぜ合わせるようにして「クエン酸スプレー」を作ります。

クエン酸水をシンクなどの水垢が気になる部分にたくさんスプレーして、10分程度放置して浸け置き状態にします。

10分程度経ったらスポンジで水垢をこすり洗いし、汚れを落とします。

最後に水もしくはお湯でクエン酸と汚れを洗い流して、水分を拭き取って完了です。

 

 

重曹を使った清掃方法

クエン酸でも落とせない水垢は、重曹を使うようにしましょう。

ゴシゴシとこすることで、よりしつこい水垢汚れを落とすことができます。

 

重曹で水垢を落とす手順

粉末の重曹をスポンジにつけて、水垢のある場所を磨き上げます。

水もしくはお湯で重曹と汚れを洗い流して、水分を拭き取って完了です。

 

メラミンスポンジを使った清掃方法

特別な樹脂で作られている「メラミンスポンジ」は、洗剤を付けずとも消しゴムのように汚れを落とすことができる汚れ落としに強力なスポンジです。

 

メラミンスポンジで水垢を落とす手順

メラミンスポンジを水に濡らし、水垢がある部分を軽くこするようにします。

出てきた汚れカスを水もしくはお湯で洗い流し、水分を拭き取って完了です。

 

メラミンスポンジで清掃する際に注意すること

場所・ものによってはメラミンスポンジでこすり洗いすると、摩擦によって傷が付いてしまったり、塗装・コーティングなどが剥がれ落ちてしまったりすることがあるため注意が必要なのです。

 

【メラミンスポンジが使える場所・もの】

  • 金属
  • 陶器
  • ガラス
  • タイル
  • 網戸 など

 

【メラミンスポンジが使えない場所・もの】

  • 曇り止め加工が施された鏡
  • 漆器類
  • フローリングの床
  • 樹皮素材のもの
  • 吸水性のあるもの

塗装・プリントが施されているもの

しつこい水垢汚れを落とすなら清掃業者にお任せ

しつこい水垢汚れを落とすなら清掃業者

自社ビルでビル管理をされている方や、フィットネスジムを経営されている方であれば、通常の業務に加え、水垢汚れの掃除に時間を取られていては手間も時間もかかるため、非常に大変な思いをしてしまいます。

そういった場合には、是非プロの業者による清掃サービスを利用しましょう。

清掃業者に依頼することで、しつこい水垢汚れも手間・時間をかけずに綺麗に落としてもらうことができますよ。

おわりに

本記事では、水まわりに発生するしつこい水垢汚れの原因や清掃方法についてご紹介しました。

水垢は放っておくことで、「しつこい汚れ」に変化していくため、汚れは早めに対処したいもの。

「清掃の時間が取れない…」という場合には、ぜひ業者による清掃サービスを依頼するようにしてくださいね。