【オフィス清掃】オフィスの喫煙所に溜まるしつこい汚れを落とす方法

2022.12.02
オフィスの喫煙所に溜まる汚れ

オフィスの喫煙所内を美しく保つためには、定期的な掃除・メンテナンスが必須です。

本記事ではオフィス清掃として、オフィスの喫煙所に溜まるしつこい汚れを落とす方法についてご紹介していきます。

喫煙所の掃除を怠るとどうなるの?

"喫煙所の掃除を怠る "

喫煙所は非常に汚れが溜まりやすい場所であるため、こまめに掃除を行う必要があります。
掃除を怠ってしまうと喫煙者に限らず、非喫煙者に対しても悪い影響を及ぼしてしまいます。
どのような悪影響が及ぼされてしまうのかを下記にまとめています。

 

・喫煙所の室内環境悪化

喫煙所はこまめに掃除を行わなければ、スムーズに給排気ができなくなってしまいます。
その結果として、タバコのヤニが壁に付着してしまったり、タバコの煙が喫煙所に溜まったりと室内環境が悪化してしまうのです。
また、喫煙所外に煙・ニオイといったものが漏れだしてしまう可能性も高いのです。
そうなってしまうと、非喫煙者からニオイの不快感や健康被害を受けるなどの理由でクレームを受けることも。
そうならないためにも、こまめな清掃を行うことは非常に大切です。

 

・法律要件をクリアできない

改正健康増進法では受動喫煙防止の観点より、喫煙所の設置要件が定められています。
「タバコの煙が外に流れ出ることを防ぐこと」が義務としてあるため、給排気設備が正常に稼働している必要があるのです。
この法律要件をクリアできないと、そもそも喫煙所を設置することができません。
法律要件の内容は喫煙所の種類によって異なるものですが、喫煙所の掃除を怠ってしまうと風速・排気に関しての技術的な基準を満たせなくなってしまう可能性があるのです。
また、法律要件をクリアしている旨を証明するために、レポート作成も定期的に行わなければなりません。
記載済のレポートは3年間ほど保管しておくことが推奨されています。
こういったことを踏まえると、普段よりこまめにオフィス清掃を行うべきということが分かります。

 

・罰則対象になることも

喫煙所の設置にあたって改正健康増進法の義務に違反しているという場合、まずは行政から問題点を改善するよう指導が入ります。
指導を受けて、それに従わなかった場合、是正措置勧告・企業名公などのより厳しい対応が行われる流れとなります。
さらにこの勧告にも応じなかった場合は、義務違反にあたるため最大50万円の過料が科せられる可能性があるのです。

【オフィス清掃】喫煙所の基本的な掃除内容

■吸い殻の処理

オフィスの喫煙所内で一番汚れが目立つ・最も掃除が必要な場所というのが、灰皿など吸い殻が捨てられている場所です。

吸い殻を処理せずに溜め込んでしまうと、イヤなニオイが蓄積されてしまいます。

1日にたくさんの人が利用する場所であるため、1日に1回は吸い殻処理を行うようにしましょう。

 

■壁のヤニ掃除

タバコの煙に含まれているヤニ汚れは、壁に付着し壁紙に染み込んでしまいます。

時間が経過するほど落としにくくなってしまうヤニ汚れは、毎日こまめに掃除を行うことが大切です。

またヤニ汚れを落とすには「アルカリ性洗剤」を用いるのが効果的とされており、とくに重曹・セスキ炭酸ソーダ・塩素系漂白剤といった洗剤を用いるのがおすすめです。

 

■換気扇掃除・メンテナンス

喫煙所には喫煙所内の空気を循環させるために、換気扇が取り付けられています。

換気扇掃除・メンテナンスを定期的に行わなかった場合は性能が落ちてしまい、喫煙所内に煙が溜まってしまう・煙が流れるべきではない方向に流れていってしまうなど、分煙機能を正常に保つことができなくなってしまうという場合があるのです。

換気扇掃除は専門的知識・道具などが必要になるため、こちらは専門の業者に依頼する必要があります。

そもそもタバコの「ヤニ」ってなに?

タバコのヤニとは

そもそもタバコの「ヤニ」について、どのようなものかあまりよく分かっていないという方も少なくないのではないでしょうか?
タバコのヤニとは、タバコに含まれる有害物質、植物性樹脂「タール」のことを指します。
こちらのタールは非常に強い油性物質で粘着性があり、茶色い色をしていて、特有のニオイを持っているのが特徴です。
タールはタバコ燃焼時に発生する煙に乗って室内に広がっていき、喫煙所の換気扇や壁面、天井などに付着して固まります。
そしてこのタールが固まって汚れになったものが、ヤニ汚れの正体だと言えます。
とくにタバコのヤニ汚れが壁面や天井に付着したまま放置してしまうと、壁紙が劣化してしまう原因にもつながってしまいます。
それだけに限らず、そのヤニ汚れの場所にホコリやチリといったものをはじめ、そのほかの汚れまで付着しやすい状態になってしまうのです。
そのため喫煙所はタバコのヤニが蓄積して頑固な汚れになってしまう前に、こまめな掃除を行うことが大切だと言えるのです。

喫煙所に溜まるしつこい汚れの掃除方法

喫煙所の汚れの掃除方法

喫煙所に溜まる「しつこい汚れ」は洗剤をつけて少し放置した後、掃除を行うのが効果的です。

しかしあまりに長時間放置してしまうと、かえってその部分が痛んだり、変色したりといったことが起きてしまいます。

そのため「何を試しても落とせない…」といったしつこい汚れがある場合には、プロの清掃業者に清掃依頼を出して、汚れの種類・状態によって必要な清掃を行ってもらうようにしましょう。

【オフィス清掃】喫煙所の掃除を行う際の注意点

オフィス清掃として、喫煙所の掃除を行う際の注意点をご紹介します。

 

■少量から汚れを落とすようにする

ヤニなどの汚れを落とす際には、先ほど紹介した重曹・セスキ炭酸ソーダ塩素系漂白剤を使用するようにします。

使用する際はあまり目立たないような端っこ部分で少量から試していき、問題が無い場合は量を増やしていくようにします。

 

■汚れは強くこすりすぎない

「汚れが落とせない」という場合、力一杯こすって落とそうとしてしまいがちですが、あまりに力を入れてこすってしまうと、表面に傷がついてしまう可能性もあります。

洗剤がきちんと汚れに作用していれば、優しい力でも汚れを落とすことができるでしょう。

 

■喫煙所の壁紙のつなぎ目部分に洗剤・水分が入らないように注意

壁紙のつなぎ目は、壁紙より湿気を吸収しやすいと言えます。

つなぎ目から水分を吸収すると壁紙が傷んでしまうことはもちろん、そこから壁紙が剥がれてしまうこともあります。

掃除を行う場合は壁紙のつなぎ目がどの部分にあるかを確認して、その部分には洗剤・水分がかからないようにしましょう。

清掃業者に依頼していつでも清潔・快適な喫煙所に!

清掃業者に依頼していつでも清潔

しつこい汚れ・ニオイがつきやすい喫煙所こそ、定期的な清掃が必要と言えます。

「オフィスの喫煙所は毎日こまめに掃除するのが大変…」という場合もあるでしょう。

そのような場合は、無理せず専門の清掃業者にオフィス清掃として喫煙所掃除もあわせて行ってもらうのがおすすめです。

清掃業者に依頼することで、さまざまなしつこい汚れもまとめて落としてもらうことができるでしょう。

しつこいヤニ汚れやなかなか取り除けなかったタバコのニオイもまとめて取り除いてもらうことができます。

おわりに

本記事ではオフィス清掃として、オフィスの喫煙所に溜まるしつこい汚れを落とす方法についてご紹介しました。

喫煙所に一度でもしつこい汚れが付着してしまうと、市販の洗剤などではなかなか落とすことができないため、毎日こまめに掃除を行うことが大切です。喫煙所清掃の時間が取れない場合は、清掃業者に喫煙所清掃をお任せするという方法もおすすめですよ。