【オフィス清掃】オフィスチェアの正しい掃除方法についてご紹介
オフィスチェアを掃除する際には、チェアに使用されている素材ごとに掃除方法も変えなければならないということをご存知でしょうか?
本記事ではオフィス清掃として、オフィスチェアの素材別正しい掃除方法と注意点についてそれぞれご紹介していきます。
意外と汚れているオフィスチェア
オフィスで使われているオフィスチェア。
実はこのオフィスチェアには、汚れ・カビといったものが発生しやすいという特徴があるのをご存じでしょうか?
通気性があまり良くないため夏場は熱がこもりがちになってしまい、経年によってカビ・ホコリといったものが発生する心配も出てくるのです。
また、最近注目されているメッシュ素材のオフィスチェア。
こちらは熱・湿気といったものに強いという特徴があるため、清潔性を保ちやすい製品だと考えられていますが、メッシュ部分はどうしても汚れが付着してしまいやすいという注意点もあります。
そのため基本的にはどのような素材であっても、気づかぬうちに汚れが蓄積されていってしまうということは珍しくないのです。
■オフィスチェアにも寿命がある?
オフィスチェアにも寿命があると考えられていますが、その目安となっているのは「保証期間」です。
保証期間中普通に使用していれば、基本的に買い替えを行う必要はないでしょう。
日本オフィス家具協会によると、一般的なメーカーのオフィスチェアには外装1年、構造身体3年ほどの保証がついていると言われています。
また1日8時間労働を月曜~金曜まで業務として行った場合、おおよそ8年ほどは使用できるとも言われています。
座面や背もたれといったものが元の形に戻りにくくなってきたら、そろそろ買い替え時と言って良いのかもしれません。
■使用頻度・お手入れをきちんと行うことも大切
オフィスチェアの寿命は、使用頻度・チェアのお手入れ面にも影響されます。
たとえば「ネジのゆるみ」がある場合、そのまま使用してしまうとネジ以外でも椅子の土台が歪んでしまうため、寿命を縮めることになってしまうのです。
可能であれば定期的にゆるみ・歪みのチェックを行うのが良いでしょう。
また、使用方法も非常に大切です。
体重を過度にかける・揺らして使用するなど、椅子にストレスがかかってしまうような使用方法は避けるようにするのが良いでしょう。
上手に使用すれば、10年以上持たせることができます。
【素材別】オフィスチェアの正しい掃除方法
メッシュ製・布張り・合皮製・本革製それぞれの掃除方法をご紹介
■メッシュ製オフィスチェアの掃除方法
メッシュに付着した汚れを落とす場合、オフィスチェア用のシートクリーナーやウェットティッシュを使って拭き取るようにしましょう。
汚れがあまりにひどい場合、漂白剤を薄めた液体の中に雑巾を浸して固く絞り、汚れた部分を叩きながら清掃することをおすすめします。
チェア全体の掃除を行う場合、掃除機・エアダスターといったものを使用したり、使用済み歯ブラシで細かい汚れを掻き出したりと、細かいメンテナンスによって汚れが蓄積しないようにするのが良いでしょう。
■布張りオフィスチェアの掃除方法
布張りのオフィスチェア掃除では、掃除前に使用されている布素材をチェックすることが大切です。
使用する洗剤との相性によっては色が抜けしてしまう・生地の縮みが発生してしまうなどの問題が起きてしまうこともあります。
「でも使用する洗剤と張り地との相性がイマイチ分からない…」という場合には、目立ちにくい端っこや裏側などで少し試してみるというのもおすすめです。
問題が無いと確認したうえで、オフィスチェアに付着した汚れ・ホコリを掃除機で吸い取っていきましょう。
その後で洗剤入りのぬるま湯に雑巾を浸して、固く絞ってから表面を叩きこむようにして拭き取っていきます。
洗剤が無いという場合はお湯1リットルに対し、大さじ4杯程の重曹を入れた液体を作ることで洗剤代わりにすることができます。
■合皮製オフィスチェアの掃除方法
合皮製オフィスチェアは汚れにくく水を弾くという特徴があるので、雑巾を使った水拭きを行うだけでも十分です。
合皮製オフィスチェアは背もたれ部分などは掃除が行いやすい傾向にありますが、経年劣化によっては表面の部分がボロボロと崩れていってしまうこともあるのです。
オフィスチェアの掃除を行った後、合成皮革対応の表面保護剤を用いるなど、定期的にメンテナンスを行っていくことが大切です。
■本革製オフィスチェアの掃除方法
天然の本革製オフィスチェアは合皮製のものに比べると水に弱く、張地の変色・シミといったものにつながってしまうことがあります。
そのため基本的には水拭きではなく、乾拭きを行うことが良いと言われています。
オフィスチェアを掃除する際の注意点
オフィスチェアを掃除する際の注意点をご紹介します。
■水洗いするのはNG
オフィスチェアの掃除に関しては、チェアのパーツによってメンテナンス方法を変えるということが基本です。
オフィスチェアの背もたれ・座面部分はとくに水洗いができるのではと思われる方も多いかもしれません。
ただし水洗いを行うことで汚れ自体を落とすことができても、乾かす場合に繊維が縮んでしまい、うろこ模様が付着してしまうことがあります。
オフィスチェアのメッシュ部分を水洗いすることは行わないようにしましょう。
■革張りは水拭きNG
天然皮革製品はシミ・変色の原因になってしまうため、水拭きNGです。
掃除などメンテナンスを行う際には、専用のクリーナーを用いるようにしましょう。
専用クリーナーには保護剤が含まれていることも多いため、掃除とメンテナンスのお手入れを同時に行うことができるのです。
しっかりとクリーニングを行い、チェアの表面部分をしっかりと保護するようにしましょう。
■布張りはこすりすぎNG
中性洗剤を含ませた雑巾を使い、叩くようにして汚れを落とすという方法もおすすめです。
無理やりこすって取ろうとすることで繊維の隙間に汚れが入り込んでしまって、かえって汚れが落としにくくなってしまうということもあるため注意が必要です。
汚れがしつこいもの・蓄積汚れに関しては、布張りオフィスチェア専用のクリーナーも販売されています。
また、布であるため摩擦によってすり減ると汚れがさらに落としにくくなってしまいます。
そうなってくると、布地自体の張り替えも検討すると良いでしょう。
「チェアだけではなくオフィス全体を綺麗にしたい」という場合は清掃業者に依頼を
「オフィスチェアだけでなくオフィス全体を綺麗にしたい」という場合、プロの清掃業者にオフィス清掃を依頼することをおすすめします。
従業員が多めの企業であれば、オフィスチェアの大掃除を行うことは大変です。
加えてほかの掃除もあるという場合は、掃除に大幅な時間・手間がかかってしまうでしょう。
「オフィス全体を効率的に掃除したい…」という場合には、専門の清掃業者にお任せするのが良いと言えます。
清掃箇所や汚れの種類・状態によって清掃方法や道具を変えて、汚れを安心安全かつ効率的に落としていってくれるため、オフィス全体をピカピカの状態にすることができますよ。
おわりに
本記事ではオフィス清掃として、オフィスチェアの素材別正しい掃除方法と注意点についてそれぞれご紹介しました。
チェアの掃除方法は素材によってさまざまな手段があって、注意点も異なります。
適した掃除方法を踏まえたうえで、オフィスチェアの掃除を進めるようにしましょう。
またオフィス全体を綺麗にしたいという場合には、ぜひプロの清掃業者にオフィス清掃を依頼するようにしてくださいね。