適切なエアコンのメンテナンス

2022.07.22

ダイキチカバーオールの南野です!清掃や消毒、その他様々な情報を定期的に更新させていただきます!メールにおいても、毎月様々な情報などをご案内しておりますので、ご希望の際は何なりとお申し付けください!

 

今年の夏は例年よりも早く、そして例年以上に暑さを感じます。

熱中症への懸念がニュースでも取り上げられる中、コロナ第7波に関する話も出ており、マスク着用により、暑さとのダブルパンチで過酷な夏となりそうです。

 

関東では一時期、エアコン稼働などにより電力不足問題が生じるといった事もありました。

年々使用率が上がっているからこそ、適切なメンテナンスを行わなければ、見えない費用損失や機械の寿命を縮めてしまいかねません。

 

そこで、今回は表題にあります通り、エアコンの正しいメンテナンス方法についてご案内いたします。

清掃に関する、専門知識が無くてもできる内容なども分かるようにしていますので、お時間がある際にご確認いただけますと幸いです。

エアコン清掃の種類

①エアコンフィルター洗浄(未経験でも実施可能レベル)

こちらについては、ご家庭などで毎年清掃されている方も多いかと存じます。

比較的簡単に作業できますので、費用を抑えたい場合は社員の方々で手分けして行うことを推奨します。

 

②エアコン分解洗浄(専門技術を要するレベル)

この作業は基本的に業者に任せる事を推奨いたします。

また、清掃技術者のなかでも経験による差も生じますので、実績など含めてご検討する必要があります。

清掃の種類別頻度

①エアコンフィルター洗浄

一般的な企業や施設の場合、本格的に始動する夏(6月末)・冬(10月後半)よりも少し前に年間2回実施します。

例外といたしましては、飲食店や年中エアコンを稼働する施設の場合は、より頻繁に作業する必要があります。

※清掃頻度が多いと経年劣化は進みますので、フィルター自体が壊れる事もあります。

思ったよりも、高い値段で入れ替えが必要になってきますので、ご注意ください。

 

②エアコン分解洗浄

メーカーからの推奨も含めて、3年に1回の実施が理想の頻度です。

フィルター洗浄同様に、例外として年1回作業を要する業種業態もございます。

エアコン分解洗浄

種類別の清掃方法

①エアコンフィルター洗浄

黒色のフィルターを取り外し、除塵および洗浄を行い、乾燥すれば再設置という手順となります。但し、長年清掃を実施していない場合はホコリがこびりつき、中々しつこい汚れとなっている可能性がありますので、ご注意ください。

 

②エアコン分解洗浄

こちらの作業ついては、作業手順が多く以下の通りです。

– a.エアコンの動作確認

まず、初めに作業するエアコンが正常に動くのかを確認します。

それにより、作業後稼働しなかった際に元々壊れていたのか等判断ができます。

 

– b.ブレーカーを落とす

作業中に誤って動く危険性を排除するためです。

 

– c.空調機の分解

次にエアコンの分解を行います。

外側から順にカバーや基盤を外し、基盤にあるコード等も抜きます。

合わせてドレンパン、フィン等も外します。

 

– d.養生もしくは洗浄シートの設置

この後に水分や洗剤を使って清掃を行いますので、周囲に飛び散らないように養生を行います。

 

– e.洗浄準備・作業開始

ようやく清掃が始まります。洗剤を噴霧し、水圧で熱交換器を洗浄します。

 

– f.乾燥・取付

自然乾燥、ブロアー、拭き取りという工程で乾かした後、分解した手順と反対に取付を行います。

 

-g.動作確認

ブレーカーをONにし、エアコンの動作確認を行い作業完了となります。

エアコン分解洗浄 洗浄作業

エアコンを清掃するメリット

エアコンの清掃を行う事により、「衛生的な環境」「臭い対策」「過剰稼働を防ぐことによる電気代削減」等のメリットがあります。

 

エアコンの内部には熱交換器があり、熱い空気を冷却、冷たい空気を温める、といった活動は、必然と水滴が生じる理由となります。

 

それにより、エアコン内部の湿度は高く、カビ発生の原因となります。

臭いの元ともなり、室内全体に空気を循環するエアコンだからこそ、カビを乗せた空気が充満する可能性も出てきます。

 

今の時期、ちょっとした喉の痛みなどでも不安が増します。そういった懸念を減らすためにも、適切に清掃する事によるメリットは大いにあると考えます。

 

 

 

 

近年、日本の職場では夏場は6月~9月、冬場は11月~3月は少なくともエアコンを要する気温です。そう考えると、1年の内最低でも9か月はエアコンを使う可能性が高いです。

※年々春・秋が短くなっているように感じますので、もしかすると4.5月も使っている方も増えているかもしれません。

 

 

身近で便利、なおかつ高い機械だからこそ、メンテナンス方法についても、ご認知いただけますと幸いです。

 

皆様のお役に立てること、何かお困りごと等ありましたら、いつでも何なりとお申し付けください。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。