マンションの鳥害を防ぐには?効果的な鳥害対策と清掃のポイント

2025.09.24
マンションの鳥害を防ぐには

マンションの管理において見落とされがちな課題のひとつが「鳥害」です。

 

ベランダや共用部に鳩やカラス、スズメなどが集まることで、フン害や巣の設置といった問題が発生します。

 

これらは建物の美観や衛生状態を損なうだけでなく、入居者の快適な暮らしにも悪影響を及ぼす要因となります。

 

本記事では、マンションにおける鳥害のリスクとその対策、清掃のポイント、そして専門業者に依頼するメリットについてご紹介していきます。

なぜマンションで鳥害対策が必要なの?

なぜマンションで鳥害対策が必要

マンション管理において、鳥害は見過ごせない問題のひとつです。

鳥害とは、鳩やカラス、スズメといった鳥が人の生活空間に入り込み、フンや巣によって建物や住環境に悪影響を及ぼすことを指します。

 

とくに鳩のフンは酸性度が高く、外壁や金属部分を腐食させ、タイルや塗装の劣化を早める原因となります。

 

また、乾燥したフンが粉じん化すると空気中に舞い上がり、住民が吸い込むことでアレルギーや呼吸器系疾患、感染症のリスクを高めることも知られています。

 

衛生面だけでなく、健康被害につながる可能性もあるため、放置することは非常に危険なのです。

 

【鳥害】マンションならではの特有の課題とは?

マンションならではの特有の課題もあります。

 

共用部分の廊下や外階段、エントランスにフンが落ちていれば、建物全体の印象が損なわれてしまい、来訪者にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。

 

また、フンや巣の清掃は簡単ではなく、回数が増えると清掃員の負担や管理コストの増加にもつながります。

 

結果的に管理会社の運営効率にも影響を及ぼし、最終的には住民の管理費に跳ね返る恐れもあるのです。

 

鳥害はマンションの資産価値にも影響する

資産価値の観点からも鳥害は無視できません。

 

建物の外観が汚れていれば物件の魅力が下がり、入居希望者に敬遠される可能性があります。

 

そのため長期的に見ると、鳥害を放置することは物件のブランドイメージ低下につながる大きなリスクになるのです。

 

だからこそ、日頃から予防を意識し、計画的に鳥害対策を進めていくことが大切なのです。

【マンション共用部】鳥を寄せつけない予防対策

鳥を寄せつけない予防対策

鳥害を未然に防ぐには、「鳥が居心地のよい環境を作らない」ことが基本です。

ここでは、共用部分ごとの具体的な対策を見ていきましょう。

 

屋上での対策

屋上は鳩が集まりやすい場所の代表例です。

 

風通しがよく、人目につきにくいため、巣作りの場として利用されやすくなります。

そのため、最も効果的なのは防鳥ネットの設置です。

 

ネットを張ることで鳥の侵入そのものを防ぎ、巣を作られるリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

 

また、ネットに加えてジェルタイプやスプレータイプの忌避剤を活用すると、鳥にとって居心地の悪い場所となり、さらに効果が高まります。

 

共用廊下・外階段での対策

共用廊下や外階段は、人が頻繁に利用する場所であると同時に、鳥にとっては雨風をしのげる休憩ポイントとなります。

 

ここには防鳥ワイヤーやスパイクを設置するのが効果的です。

 

手すりや庇など鳥が止まりやすい場所を物理的に防ぐことで、滞在そのものを難しくすることができるでしょう。

 

さらに、清掃をこまめに行い、食べ物やゴミを残さないことも重要です。

放置されたゴミは鳥にとって餌場となり、被害を呼び込む原因になります。

 

エントランス周辺での対策

エントランスは住民や来訪者が必ず通る場所であり、鳥害が発生すると印象が大きく損なわれます。

 

ここで有効なのは、ガラス面や壁に反射シールを貼る方法です。

 

鳥は光の反射や警戒模様を嫌うため、自然と近寄りにくくなるのです。

 

また、夜間の照明を適度に調整することも有効です。

不要な明るさがあると鳥が引き寄せられるため、適度な光量に保つのが良いでしょう。

 

【注意点】鳥獣保護法への配慮

すでに巣が作られている場合には、注意が必要です。

 

日本では鳥獣保護法により多くの野鳥やその卵が保護されており、無断で撤去すると違法となる可能性があります。

 

専門業者や自治体に相談し、適切な手続きを踏むことが欠かせません。

効果的な清掃でマンションの鳥害リスクを減らす!

マンションの鳥害リスクを減らす

カメムシの被害を防ぐためのマンション管理と清掃のポイントをご紹介します。

 

建物の隙間を塞ぐ

カメムシの発生を防ぐためには、日頃の清掃と点検が欠かせません。

 

重要なのは、建物の隙間を塞ぐことです。

サッシの隙間や換気口、壁のひび割れなど、小さな穴からも侵入してくるため、点検時にしっかり確認して対策しましょう。

 

定期的な清掃で共用部を清潔に

廊下や階段は毎日清掃するのが理想ですが、とくに秋は床や壁の角、照明周りを重点的にチェックしながら清掃を行いましょう。

 

ゴミ置き場も衛生管理を

ゴミ置き場の衛生管理も必要不可欠です。

収集日以外にゴミを放置しないようルールを徹底し、定期的に消臭・除菌清掃を行うようにしましょう。

 

住民への注意喚起で予防を強化

住民への啓発も効果的です。

「窓を開けるときは網戸を使用する」「洗濯物を取り込む際は虫の付着に注意する」などの注意喚起を掲示することで、共用部だけでなく各住戸での被害も防ぐことができます。

専門業者に依頼するメリットと注意点

専門業者に依頼するメリット

マンションの鳥害対策や清掃を、管理会社や清掃スタッフだけで行うのは限界があるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

 

専門業者に依頼するメリット

第一に挙げられるのは安全性の確保です。

 

鳥害が発生する場所は屋上や庇などの高所であることが多く、転落事故のリスクが伴います。

 

また、乾燥したフンには病原菌が含まれている場合があり、感染症予防の観点からも防護具や消毒作業が欠かせません。

 

こうした危険を伴う作業をプロが担うことで、住民や清掃スタッフの健康リスクを大幅に減らすことができるでしょう。

 

加えて、持続的な効果が得られる点もメリットとして挙げられます。

 

専門業者は防鳥ネットやスパイクの設置、忌避効果的な活用といった専門的な施工を行います。

 

これらの対策は一時的な清掃だけではなく、長期間にわたり鳥が寄りつきにくい環境を維持できるのが強みです。

さらに、コスト面でのメリットも見逃せません。

 

依頼には初期費用が発生しますが、長期的に見れば清掃や修繕の回数が減り、結果としてトータルコストを抑えることにつながるでしょう。

 

鳥害による建物の劣化や資産価値の低下を未然に防ぐ意味でも、費用対効果の高い投資と言えます。

 

専門業者に依頼する際の注意点

一方で、依頼する際にはいくつかの注意点があります。

まず重要なのは、鳥獣保護法への対応です。

 

多くの野鳥やその卵は法律で保護されており、巣や卵を勝手に撤去すると違法となる場合があります。

 

そのため、専門業者が法令を遵守しているかどうかは必ず確認すべきポイントです。

 

業者の実績と専門性にも着目しておきましょう。

 

鳥害対策には経験が必要であり、実績豊富な業者ほど効果的な施工が期待できます。

 

また、施工後の点検や定期的な清掃を含めたアフターフォローの有無も重要です。

継続的に管理をサポートしてくれる業者を選ぶことで安心感が高まります。

おわりに

本記事では、マンションにおける鳥害のリスクとその対策、清掃のポイント、そして専門業者に依頼するメリットについてご紹介しました。

 

マンションにおける鳥害は、美観の低下や衛生リスク、住民の不満につながる深刻な問題となります。

 

予防策を講じつつ、定期的な清掃を行うことで鳥害リスクを大幅に減らすことが可能です。

 

ただし、鳥獣保護法により巣や卵への対応には制限があるため、専門業者の協力を得ながら、安全で継続的な対策を進めることが最善の方法と言えるでしょう。