飲食店での害虫騒動

2022/09/20

株式会社ダイキチの高(コウ)です!

弊社では、飲食店を中心にオフィス・保育施設・幼稚園・福祉施設・スーパーなど、衛生管理の上で重要となる、害虫駆除・害獣駆除をしています。

今、某飲食チェーン店でのナメクジ騒動が話題になっています。

より一層、害虫獣への警戒心が高まっているかと思いますが、今回の騒動はどういった経緯で起こったのか、また同様の事が起きないためにすべき事などを記載していきたいと思います!

騒動の発端

大手飲食フランチャイズに加盟している会社が運営する、中華チェーン店に勤めていた従業員が、SNSに「冷蔵庫にナメクジが大量にいる」と投稿した結果、インターネットで炎上しました。更に投稿された翌日には市が立ち入り検査を行い、フランチャイズブランドの持ち株会社の株価も下落、マスコミの報道により、衛生的に不備があった事が日本中に知れ渡りました。

調理場の清掃がキチンとされず、ナメクジ・ゴキブリ・コバエが多すぎて駆除しきれない状態で、運営会社に改善要望を出しても、行動変容はなく、コバエが混入した料理や腐りかけの豆腐を使った料理を提供することもあったようです。

炎上騒動から見える消費者の意見

批判が殺到した背景として、飲食店に対する衛生管理徹底の要望が強く、投稿された内容がまさに消費者が危惧する状況と共感できたことから、このような大騒動に至ったようにも考えられます。新型コロナウイルスにより、個室型の店舗が増えたように、今回の騒動がキッカケでゴキブリなどの害虫対策への関心も高まってきたように思えます。

そうはいっても、飲食物を扱う以上、生息数をゼロにすることは不可能に近いです。
いかに、害虫が“店内に出てこない”ように努めることと、その事実をアピール出来るようにしていくことが大切になってきます。

飲食店で取り組むべきこと

まずは、害虫獣の生息調査です。
出ていないと思っていたけど隠れていた、というケースが非常に多いです。
ご自身で確認することも可能だと思いますが、無料調査を行っている害虫駆除専門の業者がありますので、そういった所を利用されることをオススメいたします。
調査後は、現状に応じて適切な方法でメンテナンス(駆除作業)をしましょう!

食材が外に出たままで帰宅してしまうと、匂いにつられ、夜中の誰もいない時間帯にゴキブリやネズミが動き回ります。基本的に雑食ですので、落ちている食べカスやホコリを餌にしています。ただ、それらを拾って隠れていれば気付きませんが、運悪く仕込んでおいた料理に入り込んでしまい、そのままお客様に提供してしまえば、大炎上します。それらを防ぐためにも、食材の管理を適切に行います。

また、徹底すべき事として美観維持が挙げられます。
特に店内やトイレの美観がそのお店の衛生管理状況だと、お客様からは思われますので、清潔感を高め、臭いなども気にする必要があります。最初の印象一つで、万が一ゴキブリやネズミ、コバエがお客様の目に入った時の受け取られ方が変わります。

徹底的にきれいにしている事が見て取れる場合は、偶然で済むことが多いですが、元々清潔感が無い場合は、「やっぱり出た」と思われ、次から来店してもらえなくなります。
そして何より、閉店前に毎回、床を水洗いして掃除し、食材のカスやゴミを除去し、餌が少なく、住みづらい環境にしていくことが大切です。

まとめ

新型コロナウイルスで感染症対策の徹底に飲食店が取り組んだように、今回のナメクジ騒動をキッカケに、衛生管理への取り組みとそれらをアピールできる状態を取れれば、集客の手助けにも出来ていくかもしれません。

清掃、害虫駆除、食材管理が大切なポイントですので、出来る事から取り組んでみてください!