地球温暖化が「桜」を脅かす!?花見をきっかけに考えたいこと
こんにちは!ダイキチカバーオールの佐々木です。
皆さんは今年、花見をする予定はございますか?
今年は3月に入っても真冬並みの寒い日が続き、やっと春の陽気を感じられるようになり、お子様を連れて花見をしようと計画されている方も多いのではないでしょうか。
ある企業が実施した調査(2,500人対象)によると、今年は花見を「予定している」「するかもしれない」と回答した方が昨年より1.2倍増加し、コロナ禍前の水準に迫っているようです。
花見の賑わいが戻りつつあるのは嬉しいことですね。
しかし、この美しい桜の風景が地球温暖化によって脅かされていることをご存知でしょうか。
今回は、温暖化が及ぼす桜や、日本国内での生活への影響についてお話できればと思います。未来を担う子どもたちのためにも、最後までご一読いただけますと幸いです。
地球温暖化とその原因
地球温暖化とは、地球全体の平均気温が少しずつ上昇していく現象のことです。
その原因は、空気中にある「温室効果ガス」が増えすぎていることにあります。
温室効果ガスとは?
温室効果ガスとは、地球にとって暖かく保つための「毛布」のようなものです。
この毛布がないと地球の表面温度はマイナス19℃くらいになり、ほとんどの動物は生きていけません。
私たちが生きていくうえで欠かせない温室効果ガスが増えすぎる事も実は避けたいのですが、事実ここ100年で急激に増えています。
その大きな原因は、私たち人間の活動にあります。
化石燃料を使用した発電やガソリンの使用により、大量の二酸化炭素を排出しています。また、森林は二酸化炭素を吸収する役割を果たしていますが、森林伐採によりその機能が失われます。
このほかにも、農業や廃棄物処理、冷蔵庫・エアコンの冷媒として使用されるフロン類は強力な温室効果ガスを排出します。
こういった積み重ねにより、今の地球は「温室効果ガスが増えすぎている」状態になっています。これが地球温暖化の原因につながっています。
温暖化が桜の開花に影響?
近年の温暖化により、日本各地で桜の開花が早まる傾向にあります。 これは、冬の気温上昇により、桜の休眠打破(開花に必要な低温期間)が十分に行われなくなることが原因の一つと考えられています。
というのも、熊やカエルが冬眠するように、桜も冬の間は眠っています。
冬の気温上昇など、気温や降水量の変化により、桜の木がストレスを受け、生育に悪影響が出る可能性があります。その結果、上記の休眠打破という現象が起きてしまいます。
最悪の場合、桜が咲かなくなる地域も出てくるという懸念もあります。
地球温暖化による国内での生活への影響は?
日本は全国的に年平均気温が上昇しており、特に都市部ではヒートアイランド現象も重なり、顕著な気温上昇が見られます。
猛暑日や熱帯夜の日数が増加し、熱中症のリスクが高まるだけでなく、農作物や生態系への影響も懸念されています。
夏がもっと暑くなるかもしれない、異常気象により自然災害がさらに増えるかもしれない、ただでさえ高騰している野菜や米がもっと高くなるかもしれない・・・など、影響は計り知れません。
私たちにできること・考えたいこと
美しい桜を未来に残すために、私たちができることは何でしょうか。
私は、環境に配慮した行動を心がけることが大切だと考えます。
ダイキチカバーオールでは、小学校でお掃除の出前授業を行い「お掃除の大切さ」「清掃事業の必要性」などを子どもたちに伝えていくことや、ジョギングやランニングをしながらゴミ拾いをする「プロギング」を行うなど、SDGsへの取り組みを行っています。
また、清掃サービスの提供にもSDGsに配慮した洗剤や清掃方法を取り入れています。
私たちにできることは沢山ありますが、節電や節水を心がける、エコバッグやマイボトルを持ち歩くなど小さなことでも、日本中・世界中の一人ひとりが意識し、それが積み重なれば大きな社会貢献となります。
これを機に、1人でも多くの方がこの問題に目を向けていただければ幸いです。