インフルエンザ予防!冬の感染症対策のポイント

2024.11.29

こんにちは!ダイキチカバーオールの佐々木です。

 

冬になると流行するインフルエンザは、飛沫感染や接触感染を通じて広がる感染症です。手洗いやマスクの着用は基本ですが、清潔な環境を保つことも重要な予防対策の一つです。今回はインフルエンザ対策についてご紹介します。

 

対策と言っても、消毒や換気、湿度の管理は誰しもが知っている基本的な対策かと思います。

 

では、その基本的な対策が正しいのか、一つずつ紐解いてみましょう。

 

①「手洗い・うがい」の習慣

感染症対策として、アルコール消毒をする人が多いかと思います。

 

しかし、アルコールは消毒効果が高く即効性があると言われている反面、揮発してしまい残留しないため、持続的な殺菌効果はないと言われています。

 

そのため、こまめな消毒も大切ではありますが「手洗い・うがい」が何より大切です。

 

普段、帰宅後に何気なく行っている習慣ですが、ウイルスが付着した手で無意識に口を触り体内に入るため、実は何よりも感染症対策になるのです。

 

② 換気

閉め切った部屋ではウイルスが滞留しやすくなります。1時間に1回、数分間窓を開けて空気を入れ替えるだけでも、感染リスクを軽減できます。

 

理想的なのは、部屋の対角にある窓を開けることですが、部屋の構造はそれぞれ違うので難しい場合もあるかと思います。そういった場合は、以下の方法を参考にしてみて下さい。

 

〈窓がない1つしかない部屋の場合〉

部屋のドアを開けて扇風機などを窓の外へ向ける

 

〈窓がない部屋の場合〉

部屋のドアを開けて扇風機などを置いて、部屋に外に空気が流れるようにする

 

備え付けの24時間換気システムや、台所の換気扇などもうまく活用して効率よく換気しましょう。

 

③ 室内の湿度を適切に保つ

インフルエンザウイルスは乾燥した環境で活発に活動します。そのため、湿度40~60%を目安に加湿器を使用することが大切です。

 

また、置く場所によっても効果が変わるため注意が必要であり、部屋の中央か暖房機能を使用する場合はエアコンの吸入口の近くに置くのが理想的です。

※加湿された空気がエアコンを通して室内に循環するため

 

さらに、水拭き掃除で部屋の湿度を高める工夫をしましょう。適度な湿度はウイルスの抑制だけでなく、喉や鼻の粘膜を保護し、感染予防に役立ちます。

 

〈部屋に応じた加湿量をチェック〉

加湿量は「mL/h」で表示されており、室温20℃・湿度30%のとき、1時間あたり何リットルの水蒸気を出すかを示した数値です。

 

加湿器選びでお悩みの方は、以下をご参考までに!

 

寝室などの個室:300mL/h~500mL/h

リビング:700mL/h~900mL/h

ワイドリビング(縦長や横長のリビング):1,000mL/h~1 , 200mL/h

オフィスや店舗:1 , 500mL/h以上

 

冬になると、インフルエンザに限らず多くの感染症が流行します。

 

すでに感染症対策をしている方も、その方法が本当に正しいかどうか今一度見直していただき、正しい感染症対策を取り入れていただければ幸いです。