【オフィス清掃】梅雨前に行っておきたい清掃と清掃場所について

梅雨の時期が近づくと、オフィス内の湿気やカビ、ニオイといった問題が気になり始める方も多いのではないでしょうか?
湿度が高まることで、オフィスの環境が悪化し、社員の健康や快適な業務環境に悪影響を及ぼすリスクも高まります。
だからこそ、梅雨入り前の清掃は特に重要とされています。
しかし、忙しい日常の中でどこから手をつければよいのかという思いで、なかなか動き出せていない方も多いかもしれません。
本記事では、梅雨前に行っておきたいオフィスの清掃ポイントや見落としがちな場所、効率よく清掃を進めるためのコツなどについてご紹介していきます。
梅雨前の清掃が大切な理由とは?

梅雨の時期は、オフィスの空間が高温多湿の状態にさらされるため、さまざまなトラブルが発生しやすくなります。
とくに注意したいのは、「湿気によるカビの発生」と「社員の健康リスク」です。
湿気やカビ対策が社員の健康を守る
湿度が高い環境はカビやダニが繁殖しやすくなり、これがアレルギーや呼吸器疾患の原因になることがあります。
カビの胞子は空気中に舞い、社員の体調不良や集中力の低下につながるため、事前の対策が必要不可欠です。
また、湿気は書類やOA機器にも悪影響を及ぼし、故障や劣化を招く恐れもあります。
これにより業務効率の低下や追加コストの発生リスクも生まれます。
清掃は梅雨対策の予防としての役割
梅雨時期に入ってから慌てて対応するのではなく、湿気やカビが発生しやすい前のタイミングで清掃を行うことは、トラブルを未然に防ぐ「予防」として非常に効果的です。
なるべく早めの清掃によって、清潔で快適なオフィス環境を維持し、社員の健康と業務パフォーマンスを守ることができます。
梅雨前に行っておきたいオフィスの清掃場所

梅雨前の清掃でとくに注目すべき場所は、湿気がたまりやすくカビや汚れが発生しやすいポイントです。
ここでは、よく見落とされがちな場所も含めて、優先的に掃除すべきエリアをご紹介します。
エアコン・換気設備のフィルターと吹き出し口
湿気対策としてとくに注意しておきたいのが、換気設備です。
エアコンのフィルターや吹き出し口にホコリやカビが溜まっていると、湿気を含んだ空気が循環し、オフィス全体にカビ臭やアレルゲンを広げてしまいます。
専門の清掃業者に依頼するのも有効ですが、日常的にはフィルター掃除を定期的に行いましょう。
窓枠やサッシの溝
窓のサッシ部分は湿気が溜まりやすく、カビや汚れが付着しやすい場所です。
とくに排水溝のつまりは結露によって生じた水滴の排出を妨げ、カビの温床になりかねません。
掃除ブラシや細かい隙間用の掃除道具でしっかりと汚れを除去しましょう。
床・カーペット
湿気が染み込みやすいカーペットは、梅雨の時期にカビやダニが発生しやすい箇所です。
掃除機掛けはもちろん、可能であればプロの清掃業者にオフィス清掃を依頼し、除湿や抗菌処理も検討するのが安心です。
硬い床材の場合も拭き掃除をなるべく怠らず、汚れをためないようにしましょう。
天井や壁の隅・エアコン周辺
普段あまり目が届かない天井の隅や壁の折れ目、エアコン周辺もカビが発生しやすい場所です。
中でも結露が生じやすい箇所は重点的にチェックし、カビ防止剤や除湿剤を活用しましょう。
収納棚の中や引き出しの中
収納内も湿気がこもりやすく、紙類や文具が湿気の影響を受けやすい場所です。
棚や引き出しの中の整理整頓を行い、湿気対策としてシリカゲルなどの乾燥剤を置くのも効果的です。
トイレ・洗面所
トイレや洗面所は湿気が多い場所です。
壁面や床、換気扇の清掃を徹底し、カビの発生を防ぐようにしましょう。
換気の強化や抗菌剤の使用もおすすめです。
梅雨前のオフィス清掃を効率的に進めるためのコツ

限られた時間や人員で効率よく清掃を行うには、事前の計画と役割分担が欠かせません。
社内で清掃内容・清掃場所を分担する
清掃箇所をリストアップし、各部署やチームに担当場所を割り振ることで、ムラなく効率的に作業を進めることができます。
誰がどこを掃除するのか明確にすることで責任感も生まれ、社員の協力も得やすくなるでしょう。
清掃スケジュールを立てて計画的に実施
一度にすべてを行うのは大変なので、週ごとや日ごとに重点エリアを決めて段階的に進める方法が効率的です。
たとえば1週目は換気設備、2週目は窓やサッシ、3週目は床やカーペットといった流れがおすすめです。
プロの清掃業者の活用ポイント
エアコン内部やカーペットクリーニングなど、専門知識と専用機器が必要な箇所は、プロの清掃業者に依頼することで確実に綺麗に仕上げることができます。
清掃業者選びでは実績や口コミ、対応スピード、価格のバランスなどを複数比較しながら慎重に決めていきましょう。
また、事前にどの場所をどの程度清掃してほしいのか明確に伝えることが、仕上がりの満足度アップにもつながります。
清掃と一緒に見直したいオフィス環境について

梅雨の時期は、単なる清掃だけでなく、オフィスそのものの環境を湿気対策仕様に整えることが、快適な職場づくりにおいてとても重要だと言えます。
空気の流れや湿度管理を意識することで、業務効率や社員の健康にも良い影響を与えるでしょう。
収納方法の見直しで、湿気をためない整理整頓を
収納スペースに物を詰め込みすぎると、空気がうまく流れず湿気がこもりやすくなってしまいます。
不要な書類や備品、使っていない収納棚を処分するなどして、整理整頓を意識しましょう。
通気性の良い収納グッズやスチール製のラックを活用すると、空気の通りも良くなります。
雨の日でも実践できる、換気の工夫と空気の循環
湿気対策の基本は、換気です。
雨の日でも窓を少し開けたり、換気扇を稼働させたりして、空気をこもらせないように工夫しましょう。
定期的な換気の時間を設定したり、エアコンのドライ機能を活用したりといった方法もおすすめです。
除湿機や乾燥剤を使って、湿度コントロールをしよう
湿気が溜まりやすい場所や収納の奥には、除湿機や乾燥剤を設置して湿度を調整するのが効果的です。
カビや結露の発生を防ぐことができるうえ、オフィス機器や書類の保管も安心できます。
衛生管理を意識した、全員で守るルールづくり
快適なオフィス環境を保つには、社員一人ひとりの意識も大切です。
たとえば「飲み物をこぼしたらすぐに拭く」「デスク周りは毎日整理する」といった簡単なルールを設け、全員で共有することによって、日常的な清掃意識の向上につながります。
おわりに
本記事では、梅雨前に行っておきたいオフィスの清掃ポイントや見落としがちな場所、効率よく清掃を進めるためのコツなどについてご紹介しました。
梅雨前のオフィス清掃は、社員の健康を守り、快適な職場環境を維持するために欠かせない大切な準備であると言えます。
中でも湿気がこもりやすいエアコン周辺や窓枠、カーペット、収納棚などを重点的に清掃していき、効率的に清掃を進めるためには社内での役割分担やプロの清掃業者の活用も効果的です。
また、清掃と並行して収納方法や換気、除湿機の導入などオフィス環境自体の改善にも取り組むとより美しいオフィスを維持することができます。
梅雨時期に起こりやすいトラブルを未然に防ぎ、社員が健康で快適に働ける環境を整えることが、長期的な企業の生産性向上にもつながります。
本格的な梅雨が到来する前に、ぜひ早めの準備を進めてみてください。