マンションの共用部分にクモの巣!清掃方法や予防法をご紹介
マンションの共用部分にできるクモの巣は、多くの管理会社や住民にとって悩みの種です。エントランスや外階段など、目に見える場所にクモの巣を張られると、マンション全体の印象を損ねてしまうだけでなく、住民に不快感を与えることも少なくありません。
またクモの巣は一度除去しても再び作られることがあり、根本的な対策が必要でもあります。
本記事ではマンションの共用部でクモの巣が気になる場所や清掃方法、そして予防法についてご紹介していきます。
マンションの共用部でクモの巣が気になる場所はどこ?
マンションの共用部には、クモが巣を作りやすい場所がいくつかあります。
エントランス
エントランスは、マンションの顔とも言える場所です。
住民や訪問者が最初に目にする場所であり、ここにクモの巣が張られると、マンション全体の印象が大きく損なわれてしまいます。
エントランスの天井・角・外灯周りなどは、とくにクモが巣を作りやすい場所です。
外階段
外階段もクモの巣ができやすい場所です。
とくに階段の手すり・天井・隅の部分は、クモが好んで巣を張る場所です。
換気口や排気口
マンションの換気口や排気口は通気が良いため虫が集まりやすく、クモにとっては最適の巣作り場所です。
クモは虫を捕らえるために巣を張るので、こうした虫の集まる場所にはとくに注意が必要です。
外灯や照明周り
夜間に虫が集まる外灯の周りも、クモが巣を作りやすい場所です。
明るい照明に虫が引き寄せられ、その虫を狙ってクモが巣を張るためです。
自転車置き場
自転車置き場の屋根・柱・壁の隅にもクモの巣が張られやすいです。
これらの場所は目に付きやすい場所でもあるため、注意深く管理する必要があります。
マンション共用部のクモの巣の清掃方法
クモの巣は、場所によって清掃方法が異なります。
以下では、場所別に適したクモの巣の清掃方法をご紹介します。
高い場所の清掃方法
クモの巣は天井の高い場所や手が届きにくいところに作られることが多く、通常の清掃では対応が難しいことがあります。
このような場所の清掃には、長い柄のモップや専用ブラシを使用することが効果的です。
柄の長いモップやブラシを使って、巣を絡め取るようにして除去しましょう。
モップやブラシが届かない場合は、脚立や梯子を使って高所に対応する必要があります。
クモの巣が高所にある場合、無理に背伸びをして掃除するのは危険であるため、清掃業者に依頼するか専用道具を使って無理なく作業を行うようにしましょう。
掃除機を使う方法
掃除機はクモの巣を効率的に吸い取る方法の一つです。
とくに天井の隅・壁に作られたクモの巣は、掃除機のノズルで吸い取ると簡単に取り除くことができます。
まずは掃除機のノズルを使って、巣を丁寧に吸い取ります。
吸い取りにくい部分は、軽くノズルで押さえながら行うとスムーズです。
吸い取った後は掃除機のフィルターやダストボックスをすぐに掃除し、残ったクモやゴミを処理するようにしましょう。
濡れ雑巾を使う方法
クモの巣が比較的取りやすい場所、たとえば外灯周りや手の届く壁・天井の隅の場合は、濡れ雑巾を使うと簡単に除去できます。
水で軽く湿らせた雑巾を使って、クモの巣を絡め取るように拭き取ります。
汚れがひどい場合、洗剤を少し混ぜた水で拭き掃除を行うことで、表面の汚れも一緒に取り除くことができます。
濡れ雑巾で掃除する際は、巣が周囲に飛び散らないよう、ゆっくりと丁寧に作業することが大切です。
また外灯周りなど、電気機器がある場所では水を使いすぎないように注意しましょう。
マンション共用部におけるクモの巣の予防法
クモの巣を取り除いても、根本的な対策をしなければすぐに再び作られてしまいます。
クモの巣を予防するための方法をいくつかご紹介します。
クモ避けスプレーを使用する
クモ避けスプレーは、クモが嫌う成分が含まれており、クモの巣ができやすい場所にスプレーすることで、巣の再発を防ぐことができます。
クモの巣ができやすいエントランスの天井・外階段・換気口周りなどに、定期的にスプレーを噴霧します。
巣を除去した後にスプレーを使えば、より予防効果が高まります。
クモ避けスプレーは成分によっては人体やペットに有害なものもあるため、使用前に安全性を確認し、必要に応じて屋外用のものを使用しましょう。
防虫ネットを設置する
換気口・排気口など特定の場所に虫が集まりやすい場合は、防虫ネットを設置することでクモの侵入を防ぐことができます。
クモは餌となる虫がいる場所に巣を作るため、虫の侵入を防ぐことが効果的な対策となるのです。
設置方法としては、換気口や排気口の開口部に、防虫ネットをしっかりと取り付けます。
ネットは目が細かいものを選び、空気の流れを妨げないように設置することが大切です。
照明を工夫する
夜間に虫が集まる外灯周りは、クモにとって理想的な巣作りの場所です。
虫が集まりにくい照明に変更することで、クモの巣が作られるリスクを減らすことができます。
虫が寄りにくい「LEDライト」に変更するのがおすすめです。
虫は紫外線を感知して集まるため、紫外線の少ないLEDライトを選ぶことで虫を寄せ付けにくくできます。
照明の変更はコストがかかるため、既存の照明が多い場合には、徐々に交換するか、とくにクモの巣ができやすい場所から順に取り替えていくのが良いでしょう。
周辺環境を整備する
クモが巣を作る原因となるのは、主に餌となる虫の存在です。
したがってマンション周辺の環境を整備し、虫が発生しにくい状態に保つことも、クモの巣予防に効果的です。
定期的に植栽や草むしりを行い、マンション周辺を清潔に保つようにします。
ゴミ置き場も虫が発生しやすい場所なので、清潔に保ち、ゴミが散乱しないように管理しましょう。
マンション周辺環境の整備は、一度行うだけではなく、定期的なメンテナンスが必要です。とくに夏場は虫が発生しやすい時期なので、こまめにチェックしましょう。
清掃業者に依頼してクモの巣をまるごと除去!
マンション共用部のクモの巣は、定期的に除去しないと住民に不快感を与えるだけでなく、衛生面にも悪影響を及ぼす可能性があります。
しかし高所や手の届かない場所に巣が作られることも多く、管理会社や大家さん、住民が自主的に対応するのは困難です。
専門の清掃業者に依頼することで、クモの巣を効率的かつ徹底的に除去でき、手間を省くことができます。
清掃業者は専用器具や高所対応の清掃方法を駆使して、エントランス・外階段・天井・外灯など手の届かない場所でも徹底的にクモの巣を取り除きます。
さらにクモの巣を除去するだけでなく、予防としてクモ避けスプレーの散布や防虫ネットの設置も同時に行うという業者もあります。
定期的なメンテナンス契約を結ぶことで、常に清潔な環境を保ち続けることができます。
おわりに
本記事ではマンションの共用部でクモの巣が気になる場所や清掃方法、そして予防法についてご紹介しました。
マンション共用部のクモの巣は住民にとって不快なだけでなく、建物物件の美観にも影響を与えます。
クモの巣ができやすい場所を把握し、適切な清掃方法と予防法を講じることで、清潔で快適な共用部を維持することができます。
しかし、手が届かない場所や高所など清掃が難しい部分は、プロの清掃業者に依頼することで、効率的かつ安全に対処できます。
クモの巣問題を解決し、マンション全体の環境を向上させましょう。