マンションの外壁やエントランスは、雨風や排気ガス、砂埃の影響を受けて汚れが蓄積しやすい共用部分です。
結論から言うと、一般的な住宅街に立つマンションであれば年1回程度の高圧洗浄が目安となり、幹線道路沿いや工場が近いエリアではより高い頻度が推奨されます。
本記事では、マンションの外壁やエントランスにおける高圧洗浄の適切な頻度の目安や、洗浄が必要になるサイン、業者に依頼するメリットについてご紹介していきます。
マンションの外壁やエントランスに高圧洗浄が必要な理由
マンションの外壁やエントランスは、住民だけでなく来訪者の目にも触れる「顔」となる部分です。
雨だれや排気ガスによる黒ずみ、コケやカビの発生を放置すると、建物全体の印象が損なわれてしまう可能性があります。
また、汚れやカビは経年で建材の劣化を早める要因になることもあるため、定期的な高圧洗浄による汚れの除去が資産価値の維持につながると考えられます。
建物の資産価値と清掃の関係については、マンションの定期清掃は建物の資産価値を守ることにつながる?でも詳しくご紹介しています。
特に梅雨から夏にかけては湿度が高く、コケやカビが繁殖しやすい時期です。
この時期に汚れをリセットしておくことで、秋以降も比較的きれいな状態を保ちやすくなると考えられます。
高圧洗浄を行うべき頻度の目安
高圧洗浄の頻度は、マンションが立つ環境によって異なります。
住宅街の落ち着いたエリア
交通量が少なく周辺に工場等がない場合、年1回程度の高圧洗浄で美観を保ちやすい傾向があります。
幹線道路沿い・交通量の多いエリア
排気ガスや粉塵の影響を受けやすいため、半年に1回程度の頻度が望ましい場合があります。
大規模修繕工事のタイミング
外壁塗装や補修に合わせて足場を設置する際は、まとめて高圧洗浄を行うと効率的です。
オフィスビルの外壁清掃の頻度については、オフィスビルの外壁、高圧洗浄はどのくらいの頻度で行うべき?劣化を防ぐタイミングとはでも紹介していますので、あわせてご参考ください。
高圧洗浄が必要になるサイン
次のようなサインが見られたら、高圧洗浄を検討するタイミングかもしれません。
外壁に黒ずみやコケ・カビが目立つ
湿気の多い季節を過ぎると、外壁の目地や北側の壁面にコケやカビが発生しやすくなります。
エントランスの床がざらつく・黒ずむ
砂埃や排気ガスが床材にこびりつくと、見た目だけでなく滑りやすさの原因になることもあります。
排水溝やグレーチング周りにゴミがたまっている
落ち葉や砂の蓄積は排水不良につながる可能性があるため、早めの洗浄が望まれます。
住民や来訪者から見た目に関する声が届く
「外壁が汚れている気がする」といった声が管理会社や理事会に届くようになった場合も、洗浄を検討するきっかけの一つです。
高圧洗浄当日の流れと住民への配慮
マンションの共用部は住民が日常的に利用する場所のため、洗浄当日は事前の周知が欠かせません。
実施前の掲示・案内
洗浄日時や作業範囲、水が飛散する可能性がある箇所を掲示板や配布物で事前に案内しておくと、住民トラブルの防止につながります。
駐輪場や駐車場の一時利用調整
洗浄範囲に駐輪場や駐車スペースが含まれる場合は、車両の一時移動をお願いするケースもあります。
排水経路の確認
洗浄後の汚水が適切に排水されるよう、事前に排水口やグレーチングの詰まりを確認しておくと作業がスムーズに進みます。
作業後は乾燥までに一定の時間を要するため、床が滑りやすい状態である旨も併せて案内しておくと安心です。
高圧洗浄を専門業者に依頼するメリット
マンションの高圧洗浄は自主管理での対応も考えられますが、専門業者に依頼することで得られるメリットがあります。
建材に合わせた水圧・洗浄剤の調整
タイルやコンクリート、塗装面など素材ごとに適した圧力で洗浄するため、建材を傷めにくいと考えられます。
高所や広範囲の作業を安全に実施
足場や高所作業車が必要な範囲も、経験を積んだスタッフであれば安全に対応しやすくなります。
定期契約による計画的な美観維持
季節や立地に応じた頻度で定期契約を結ぶことで、洗浄のタイミングを管理会社側で見落とすリスクを減らせます。
写真付き報告書による作業状況の共有
作業前後の状態を写真付きの報告書で確認できると、理事会や住民への説明もスムーズに行いやすくなります。
※外壁の高圧洗浄を行う場合は高さなどの作業環境によって金額が大きく変わります。また一部分だけ汚れが目立つようになるため、目立たない場所のみを行うことを推奨します。
まとめ
マンションの外壁やエントランスの高圧洗浄は、立地環境に応じて年1回〜半年に1回程度を目安に検討するとよいでしょう。
黒ずみやコケ、床のざらつきなどのサインが見られた場合は、早めの洗浄がおすすめです。
専門業者に相談することで、建物やご自身の状況に合った洗浄計画を立てやすくなります。
大規模修繕の予定がある場合は、足場設置のタイミングと合わせて相談すると、コストや作業スケジュールの面でも効率的です。